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2017年12月30日の日記 
連休開始。 [雑談]
 10連休に入りました。
 この休みにはどこに行く予定もないので、いつもと同じ長期休暇を過ごします。
 だいたいこんな感じです。


5時〜 6時半 起床。アニメを見ます。
7時〜 9時半 キッチンに移動して鍋を作ります。
10時〜11時  ウォーキング。上下の高低差が物凄くあるので足腰がきついです。
11時〜13時  プロット書いたりアニメ見たりします。
13時〜14時  入浴したりプロット書いたり。
14時〜17時  ファミレスに移動して執筆したり、帰りに明日の鍋の食材を買ったり。
17時〜    プロット書いたりアニメ見たり夕食食べたり。
21時〜    適当に入浴
  〜24時  就寝

 ちなみに、朝の鍋はご飯も締めもなし、夕食もご飯を食べない。
 休日に炭水化物を食べるのは、昼くらいです。

 ウォーキングは水筒を持っていくのですが、昔ヴァーム買った時ついてきたスクイズボトルなんですよね。
 簡単に言いますと、片手で飲むまですべて出来る形状なんですが。
 蓋を指で取ったら栓を歯で引っ張ってから飲んで、顎あたりで閉じる感じですが。
 今、前歯ないんですよね。
 あれ、指で引くと結構力がいるんですよ。

 さて、今年ですけど、2016年12月31日に東京から帰って来て、本日2017年12月29日に至るまで、桑名〜四日市の間のみで過ごしました。
 ええ一度も外に出ていません。
 おそらくこのまま今年は一度もどこにも行かずに狭い地域のみで過ごします。


 とりあえず、連休中は103を書く予定ですが、これが結構難航しています。
 序盤って結構難航するときと、すらすらと物凄い勢いで書ける時があります。
 何が難しいのかといいますと、序盤ってプロットが確定している前提なら、ほぼ文章力で決まるわけです。
 序盤に目を引くためのギミックはもう決まっているわけですが、書いてみると思ってたのと違う場合もありますし、感化的になんか違う、ということもあります。
 あと、序盤の仕事として、私が「ルール説明」と呼んでいる作業があります。
 設定やキャラ、環境、主人公の物語での目的を語る部分ですが。
 もちろん飽きられないように書く必要があるので、それを語る背景をプロットで用意しているわけですが。
 その上でそれを説明していくのが、実際書いてみると難しいことがあります。
 その辺の調整に時間がかかることがあるんですよね。
 そんなわけで、今回は難航している方です。
 この辺も経験だと思いますけどね。
 頑張ります。


最終更新 2017/12/30 0:05:12



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2017年12月10日の日記 
色々なこと。 [日常]
 秋応募が終わりました。
 この秋はGAとHJに集中して送りました。
 本当にギリギリまで書いてました。
 とりあえずは、結果待ちとなります。

 日記書かなかった間にあったことはこんな感じです。

 スマホですが、バッテリー交換はとっくに終わっています。
 で、自動契約更新の猶予期間が1月2月なので、そのタイミングでMNPしようかと思います。
 スマホ上でワイモバを解約するの面倒なので、ショップに行ってMNPして来ようと思います。
 そこから次の申し込みをするのですが、近所にショップがないので通信契約するとして、多分一週間くらいスマホが接続できなくなります。
 まあ、タブレットがあるので、通話以外デザリングで今まで通り使えますが。
 次の通信会社は楽天モバイルでほぼ決まっています。
 スーパーホーダイプランにすると、今までと同じ6GBで+通話5分付で私はダイアモンド会員なので、月2480円です。
 ちなみに、MSの会員なので、SKYPEからの電話への通話が月60分がついてくるのであまり通話を気にしませんが。
 楽天モバイルの利点は、私の通販は楽天が大半で、カードも楽天カードなので、いろいろな部分で特があるわけです、料金も割引ありますし。
 楽天モバイルスーパーホーダイプランの一番の売りは多分、容量使い切っても128kbpsに落ちるのではなく、1Mbpsなので、そこそこ使えるところでしょうか。
 まあ、私は計画的に容量を使うので、使い切ることはほぼないですが。
 そんな感じで、また二年NEXUS5Xで行こうかなと。

 で、通信を変更するにあたって色々変更する必要もあります。
 一部の月定額のサービスを通信料から支払っているので、それの切り替えですが。
 Googleに払っているのと混じっていて、ワイモバの明細にも一括でしか書いてなくて困りましたが、漫画系のところをクレジットカードやGoogleに切り替えました。
 切り替えた上で、そこのポイント、いつも消滅期限ぎりぎりに慌てて消費しているので、定額ポイントを止めました。
 これから一年は毎月ポイント消費していくことになります。

 歯医者に通い始めました。
 9月からなのですが、徐々に治療を始めています。
 ネットランキング一位の痛くない歯医者と聞いていたのですが。
 麻酔なしで歯を削るんですけど。
 麻酔打つ時は何本も打って痛いんですけど。
 麻酔打っても痛いときあるんですけど。
 たった十五分から三十分程度なのに、憂鬱になります。
 あのね、私はちくっとでも痛いのは嫌なのですよ。
 激痛はないですし、ちくっとでも来たらやめてくれるんですけど。
 私はそれ以上も痛みないのがいいのです。
 おそらく年単位で通うことになると思います、今の歯がぼろぼろですから。

 やっと鍋の季節が来て、鍋スープも増えたのですが、赤から鍋もどこでも市販されるようになったのですが。
 期間限定で十五番ってのが出たんですよ。
 赤からの番ってまあ、「辛」と同じで、普通は一番とか三番とか五番とかあるんですが、その十五番っていうのは店にもない超激辛という事で、辛いもの好きの私は買ったのです。
 で、木曜日に買って、土曜日に使ったのですけど、その間に風邪を引いて、結構重かったのです。
 胃もかなり痛くなりましたし。
 で、同じ店に売ってた生姜鍋を買っておけばよかったと思ったのですが。
 で、三週後くらいにもう一回挑戦したのですが。
 風邪も完全に治って、胃も問題なかったのですが。
 胃が激痛に悶えました。
 半日くらい胃痛に苦しみました。
 あれは、きつい。

 こんな感じですかね。


最終更新 2017/12/10 10:26:52



トラックバック: http://d-maki.jp/tback/tback.php/2017/12/10


2017年6月25日の日記 
鍋と100。 [小説]
 三月ごろにそろそろ鍋をやめるとか言ってましたが、まだ鍋が続いています。
 あれ、楽なんですよ、食材切って鍋に入れておけばいいだけなので。
 飽きないように色々と食材も変えられますし。
 鍋汁は減りましたけど、定番はなくなりませんからね。

 さて、今は100を書いています。
 まあ、キャラが乗ってないんですよね。
 後で大幅に書き直すかもしれません。

「確かに賑わってるなあ。あの頃よりも」
 ダンジョンを抜けだし、秘密の通路から街に来た俺は、その賑わいに驚く。
 俺の曖昧な記憶では、もっとこう、牧歌的な街だったように思う。
 今では別に市場というわけではないのに、そこかしこから商品の魅力を叫ぶ声が聴こえてくる。
 それを見ながら、時には立ち止まりながら、歩いて行く大勢の人々。
 まるで城下町のような賑わいだな。
 それに、やっぱりこの街は若者が多い。
 中には結構強そうな武装をしている奴らも混じっている。
 あいつらがダンジョンに臨む奴だろうな。
 強そうに見えるし、実際強いんだろう。
 あいつらの中に、ナタまでたどり着く奴が何人いるだろうか?
 楽しみだ。
 俺をわくわくさせるような、強い奴らは、この百年で生まれただろうか?
 それとも、一切変わっていないのだろうか?
 ま、そうそう変わるもんでもないだろうけどな。
 などと考え事をしているうちに、思わず小さな通りに入ってしまった。
 ま、迷うのもいいさ。
 そんなに広い街でもないからな。
 奥に歩いて行くと、さっきまであれほど人が溢れかえっていた割に、ここにはほとんど人がいない。
 建物もあるのだが、古びていて人が住んでいるのかどうかも分からない。
 いや、住んではいるようだ。
 気配のようなものはある。
 だが、誰も出て来ない。
「よう、そこの奴」
 声が響く。
 振り返ると男が三人ほどで立っていた。
「俺か?」
「そう、お前だ。ここらがうちの縄張り(シマ)ってのは分かってんだろうな?」
「ああ、そうだったのか?」
 人間というのは、人間という種類の中で更に種類を分け、それぞれが縄張りを持ち、他人の縄張りを奪ったり奪われたりする習性があったな。
 それの事かな?
 けど、あれはもっと大きな、王国と呼ばれる単位でやっていた気がするが、俺がいない百年の間に、それが細分化されたって事だろうな。
「知らなかった。悪かったな? それで、確か、国境、だったっけ? それを越えるには何をすればよかったんだ?」
「国境? てめえ、何言ってんだ?」
 三人が笑う。
 あー、これ、いい笑い方じゃねえな。
 俺を嘲笑するような笑い方だ。
 いやでも、しょうがないだろ? 俺もさっき目を覚ましたばかりなんだからよ。
「悪いな、ちょっと事情に詳しくなくてさ、で、俺はどうすればいいんだ?」
「そうだな、ま、金を置いて行ってもらおうか、通行料ってやつだ」
 通行料か、そりゃ面倒な世の中になったもんだな。
「あー、悪い、金持って出て来るの忘れた」
 ナタと俺の部屋には結構な財宝があって、ま、一応は俺たちを倒した奴らの報酬ってこと人なるんだが、俺が街に出る時は、それを少しだけ持ってきて、街で換金していた。
 けど、今日はそんな事忘れてたし、今のこの身体でナタの隙をつくのは結構難しいので、何も持たずに出て来た。
 つまりは文無しだ。
「だったら、てめえの家に取りに行けよ、俺らもついて行ってやるからよ」
「ついでに家の場所覚えて、これから何度も訪ねてやるよ、金がなくなったらな」
「いやあ、家に帰るのは、今は無理だな。ちょっと怒ってる奴がいるだろうからな」
 今帰ると、ナタに怒られて、もうしばらく出してもらえないだろう。
 情けないことだが、今の俺は、あいつより遥かに弱いからな。
 本調子でも無傷で勝てるってほどじゃないと思う。
「おいおい、てめえの事情なんて、こっちは知らねえんだよ。さっさと行くぜ?」
「いや、ちょっと無理だな」
「ざけんなっ!」
 顔面に衝撃。
 バランスを崩し地面に倒れる。
 ああ、俺、殴られたのか。
「こっちが優しくしてるうちに言う事聞いとけよ? てめえの家の全財産奪ってやってもいいんだぜ、こっちはよ!」
「あー、俺、かなり弱くなってんな」
 こいつの殴る拳は見えていたけど、避けられなかった。
「さっさとしろや! もう一発食らいてえのか!?」
「んー、そう言われてもっ……!」
 また殴られた。
 ああ、でも痛みも鈍ってるみたいだな、何も感じない。
 あー、これどうしようかな。
 もしかするとこいつらって──。
「何してるのよ!」
 違う方向からの怒鳴り声。
 それは、勇ましい、女の声。
「何だあいつ?」
「げ、あれ、ザンズス道場の自警修業だぜ?」
 男たちの声に焦りが混じる。
 なんだその、ザンスズ道場って?
「構わねえよ、女一人だ。囲んで痛めて犯しちまえ!」
 三人は女を囲む。
 女は人間の年齢で二十年も生きていないだろう。
 赤毛の長い髪をポニーテールにまとめている。
 こういうタイプを長身スレンダーって言うんだろうな、多分俺よりも結構身長は低いんだが、おそらく鍛え上げられた痩身のおかげで長身に見える。
 動きやすいからか、身体の線が出るような服を着ているので、その身体が鍛え上げられていて、しなやかに動くであろうことが分かる。
 だが、流石に男三人相手では難しい。
 この三人は特に鍛え上げられた様子はないが、六つの手から身を守りながら、攻撃をするは手が足りない。
 もちろん、やり方がないわけじゃない。
 あれだ、あれ……出て来ないけど。
「おらぁぁぁっ!」
 一人のかけ声で、全員が動く。
「やっ!」
 女は十分に引きつけた上で背を下げ、一瞬で囲いを飛び出した。
「ぐぁっ!」
「てめ……!」
「いでぇっ!」
三人はそれぞれぶつかって、頭を打つ。
 頭を抱え、一人がうずくまる。
 だが、こいつらは頭を抱えている暇などない。
 今は戦闘中なのだから。
「やっ!」
「ぐへっ!」
 一人が、女の拳を鳩尾に入れられ、くの時となり、倒れる。
「はっ!」
「あがっ!」
 そして、別の一人が上段蹴りで顔面を蹴り上げられる。
 あー、あれは脳に来たな。
 そのまま足を崩す。
「あんた達も働きなさい! この街は出来る仕事が沢山あるはずよ?」
「くっ……!」
 三人は返事も反論もなしで逃げていく。
 えーっと、これはどういう事だろう?
「なあ」
「大丈夫だった? あいつら、ここら辺で仕事もせずにお金を巻き上げてるから注意して? あなたも腕に自信がないなら、大通りを歩きなさい?」
「いや、腕に自信がないわけじゃないんだけどさ、ちょっと聞いていいか?」
 俺は、どうにも状況が掴めてはいない。
 結局どういうことだろう。
「何よ?」
「さっきの奴らに通行料を求められて、俺、今金を持ってなかったんだけどさ、これって踏み倒したことになるよな?」
「は?」
 女は、俺を馬鹿にするような表情をする。
「いやさ、俺はこの街の最近の事情を知らないんだよ。だから、もし通行料が必要なら悪いことをしたな、と思ってさ」
「通行料なんて必要ないわよ。普通に考えて、こんな裏の道通るのに、どうしてそんなものが必要だと思ったの?」
「そっか、ありがとうな、教えてくれて」
 百年経っても、大して状況は変わっていないようだ。



最終更新 2017/06/25 13:25:55



2017年5月29日の日記 
必要経費を減らす。 [雑談]
 さて、色々考えて、これまでのサプリとかを一部止めることにしました。
 私のそう言うものを含めた月間の必要経費が結構高いのに気づきまして。
 定期的に購入が必要なものだけで、フェイスオイル、フェイスウォーター、ヘアムース、体臭予防(皮膚)、体臭予防(衣服)、ファブリーズ、口臭予防、リステリン、ハゲ予防、汗拭きペーパータオル、ナイシトール、スタイリー、ヘルシアスパークリング、特茶、Office365月額、アドビ月額、サーバ代。
 後細かい月額アプリ代もありますが省略。
 ちょっと多いので徐々に減らしていこうかなと思い、とりあえず、どこに行っても売ってなくなってて通販で買ってるスタイリーと、一番古くから買っているナイシトールをやめようかと思いました。
 今後も減らすところは減らしていきたいかと思います。

 さて、執筆状況は97がGA投稿済、98も二次推敲(一次推敲で矛盾修正、盛り上げ場面の書き直し、誤字脱字修正などを完了した後、ルビ化したり章体裁を整えて、ワープロソフトの校正ツールでチェックしつつ、文章を一通り読む)をしているところです。
 まあ、まだ間に合うでしょう。
 ところで時々、私の執筆速度が速い、と言われていますが、別にそういうわけでもないのです。
 97は完成まで4か月、98も3か月かかってます。
 ただ、「今、98を書いています」という期間が一月だけなのです。
 通常小説を書く場合、以下のプロセスを踏むと思います(ヴァイブスで書いてるなろうは除く)。

1.ネタを考える、またはネタ帳から厳選する
2.ネタを二、三詰め込んでストーリーライン概要を形成する
3.設定、キャラを作成する
4.ストーリーラインを形成する
5.執筆、一次推敲する
6.二次推敲する、ストーリーラインをもとにあらすじを書く

 この5の時のみ、「書いています」になるわけですが。
 それが何故「書いています」が続いているのかと言いますと、パイプラインで同時並行しているからです。
 私は一日に数時間5に集中する時間を形成し、その時間に集中できる環境を作りました。
 で、そこで集中するために、それ以外の時間にそれ以外を作っているわけです。
 1は常時やっていて、ネタ帳に記載しています。
 2はそろそろ新しいプロットを書こうかなあ、と思った時ネタ帳を見ていくつか選びます。
 ネタ帳には、変わった設定、思いついたキャラの関係、面白いストリーラインなどがかかれていますが、そこから最適なものを混同して一つのネタを形成するわけです。
 大抵は頭の中だけで構成します。
 歩いている時や風呂に入っている時にやります。
 3、4はいわゆるプロットですが、ここが最も時間をかけます。
 しかも途中まで書いて、あ、これつまらないわ、って執筆しないこともあります。
 5はこれに従って書くだけです。
 頭を使うのは、割り振ったページ数から大幅に狂った場合のみです。
 ここが大体一月、というだけです。

 まあ、つまり、98は既に5を超えているわけですが。
 次はなろうを書いています。
 既存連載の書き溜めとともに、新連載分もです
 新作は六月に始められるかと思います。



最終更新 2017/05/29 0:01:43



トラックバック: http://d-maki.jp/tback/tback.php/2017/05/29


2017年3月26日の日記 
3月の労働と97。 [小説]
 さて、11月ごろから書き方を変える勉強を始めて執筆に集中していたので、残業が減り、結果収入が減りました。
 このままではまずいと感じたので、3月は残業をするようにしました。
 その結果、3月は物凄く稼げそうなのでGW前に結構金になりそうですが、若干執筆が遅くなってますね、執筆時間はそこまで変わってはいないと思いますが。

 97は書いていますが、今回は緩く交錯法を使っています。
 まあ、これ、GAに送る予定ですけど。
 私、GAで交錯法だと一次通過すらしたことないんですよね。


 最近非常に疲れるのが早い。
 朝起きるのも一苦労だ。
 元々メイフィは朝が強い方ではないが、最近はそれが更にひどい。
 そして、仕事をしていても、ついぼーっとしてしまう。
 理由は分かっている、まともな食事が出来なくなりつつあるからだ。
 あれから寮について訊いて回って、入寮の手続きまではすぐに出来たのだが、入寮は月単位で行われるため、特別な事情でもない限り、月の途中では入寮出来ないことになっているらしい。
 特別な事情に「入社」というのがあったので、私は入社したばかりです、と主張はしたのだが、入社既に四週間経っていれば、入社直後とは認められないようだ。
 その基準がよく分からない。
 その規則に順守する姿勢は、まるでヴェルム次長のようだ、などと心の中で思った。
 メイフィは窓口課に来てからは、ずっとヴェルムに付いていたが、彼は本当にいかなる時も隙がなく、また、行動にブレもない。
 まるでそうしろと命じられたゴーレムのように、ただルール通りに仕事をするだけだ。
 冗談の一つもない。
 たとえ客先で怒鳴られようとも、怒ることもなければ落ち込むこともない。
 ただ、いつも平坦な感情で、淡々と喋るだけだ。
 だから、そんな彼に泣きつくことも躊躇われる。
 これがシャムレナやリーナなら、食費がないと泣きついたら、おごってくれたり、寮に掛け合って早期に入寮できるよう話を通してくれたり、給料の前借を融通してもらえるよう話してくれるなど、何かしてくれることが期待できるのだが、彼にそんなことを期待するのは無駄な気がする。
 おそらく「給料日が前から分かっているのに、何故計画通り消費をしなかったのだ?」などと言われる気がする。
 あくまで、「気がする」なのだが、それは多分、間違っていない。
 別に彼女だって贅沢をしたわけではない、普通に使っていたら、思ったよりもお金がかかっただけだ。
 だが、他の誰でもなく彼には理解してもらえなそうだと思う。
 何しろ彼はおそらく完全に計画通りにしかお金を使わなそうなのだから。
 窓口課の仕事は、兵装課や諜報課に比べるとかなり楽だ。
 ただ、ヴェルム次長の後について行けばいいだけだ。
 初日には思わず感情を露にしてしまったが、それ以降は特にそんなこともなく。
 とりあえず後ろで笑っていて、話を聞いて勉強していればいいのだなと理解した。
 帰り道に分からなかったところを訊くと、即答してくれるので、これで正しいのだろう。
 ただ、最近は頭の回転も遅くなっており、話の内容すら覚えていないこともある。
 それでも、私生活に関してまで小言を言われるのを避けたいと思い、なるべく空腹であることを隠して元気にふるまっている。
 ただ、窓口課は体力はそこまで減らないが、頭はとてつもなく消費するので、困りごともある。
 イルキラ魔兵商会の融資はあの後すぐに認められ、契約の調印と、担保の受け取りのために再び出向いたときも、道中眠ってしまった。
 到着時にヴェルムに起こして貰ったが「今は仕事中だ。睡眠は仕事外で取れ」と注意された。
 それだけで小言もなく、帰りにはこの前と同じ食堂に連れて行ってくれた。
 もしかすると優しい人なのかもな、と油断してしまった。
 その帰りには満腹感でやはり熟睡してしまい、帰ったら長々と説教をされた。
 これはもう全面的に自分が悪いと認めざるを得ない。
 まあ「一度目は許す。だが、同じ注意を二度もさせるな」というのは、本当、分かるから何も言い返せない。
 知らないのは上司が悪いから指導する。
 知っているなら部下が悪いから叱る。
 当然の事だ、何のいいわけも出来ない。
 ともあれ、食事をさせれくれたので、これで後数日、もうミルクしか残っていないが、何とか生きて行けそうだ。
「預かった宝石は兵装課の金庫に預かって貰いたい。任せてもいいか?」
 そう言って手提宝石用金庫を手渡す
「あ、はい。でも何で兵装課なんですか? 窓口課にも金庫ありますよね?」
 どうしてメイフィに頼むのかは分かっている。
 彼は兵装課課長のシャムレナが苦手なのだ。
 だが、そうまでして苦手な兵装課の金庫に置いてもらう必要があるのだろうか?
 置いてもらう以上、取りにも行かなくてはならない。
 だとしたら、自分たちで自由自在に開閉できる窓口課の金庫に置いた方がいいだろう。
「窓口課の金庫なら、私でもお前でも開け方を知っている。となれば、もし私、もしくはお前が裏切れば盗まれてしまう。今回の案件は巨大だ。だから、手提げ金庫の鍵は我々で管理したまま、事情を知らない第三者に預かってもらった方がいいだろう」
「はあ……分かりました」
 言っている意味を理解しないまま、メイフィは兵装課に金庫を持って行く。
 だが、歩いている途中に、ヴェルムの言った意味に気づいてしまった。
 遠回しにではあるが、つまり「お前が盗むかもしれないだろ?」という事だ。
 「金庫の開け方は私でも知っている」などと自分も含めてはいるが、自分で盗むことを想定するはずがない。
 という事はメイフィが盗む可能性があるから、兵装課に預けよう、と言いたいのだ。
 だったら金庫の開け方を教えるな、と言いたい。
 窓口課に入って一週間程度で金庫の位置も開け方も教えてくれたから、信用されていると思っていた。
 ちなみに兵装課や諜報課の金庫は場所すら知らない。
 だから、あんな上司だけど、もう窓口課でいいや、と思っていたのだ。
 まあ、あれで悪い人ではないし。
 一緒にいて楽しくはないけれど、少なくとも大切にされていないとも思えない。
 それが一転して、信用されていないと宣言されたようなものだ。
 腹も立つ。
 しかも使い走りにされている。
 このまま断られたと言って戻ってやろうか?
 いや、そうなるとまた自分の数少ない利用価値がなくなり、そのうち解雇されるかも知れない。
 悔しいが頼みに行くしかない。
 まあ、兵装課は二週間いたことのある部署だから、勝手知ったるところもあるので行きやすくはある。
 まあ、ただ、シャムレナに失格の烙印を押された後などでなるべくなら会いたくはなかったのが。
「失礼します」
「おう、メイフィじゃねえか! よく来たな? やっぱりここにまた赴任されてきたのか?」
 メイフィの姿を認めるグレーの髪に褐色長身の軍服。
 シャムレナは勢いよく立ち上がり、嬉しそうに寄ってきた。
「こ、こんにちは、お久しぶりです」
 その勢いにメイフィは、多少怯えてしまう。
 あ、そう言えばこの人は──。
「久しぶり! んーーっ!」
「んぁっ!」
 勢いよく抱きしめられ、思い切りキスをされる。
 これだけは慣れようがない。
 メイフィのファーストキスは彼女に奪われ、それから何度も奪われているのだが、それでもやはり慣れることはない。
 別に嫌悪感があるわけではなく、どちらかと言えば逆の意味で、なんだか少し気持ちよくなってしまうのだ。
 なんだかそれを拒否したいものの、受け入れたいと思っているこの自分の気持ちが嫌なので、出来る限り避けたい。
「で、どうした? 本当にあの野郎がうちの課に回してくれたのか?」
「いえっ! そうじゃなくって! その……お願いに、来たんです!」
 喜ばれているところを本当に申し訳ないが、自分は別に配属されたわけではない。
 いや、それよりも配属をこんなに喜んでくれるのは、話が違うのではないだろうか?
「お願い? 何のだよ?」
「その……これを、兵装課の金庫に預かってもらえませんか?」
 メイフィは持ってきた金庫を持ち上げる。
「何だよこれ?」
 シャムレナはそれをひょい、と摘み上げて、振ってみたりする。
「今日、お客さんから預かった、金剛石です。次長が兵装課に預かってもらえと」
「はあ? なんでだよ?」
 その名前を出せば不機嫌になることは分かっていた。
 だが、言わなければ説明のしようもなかった。
「この手提金庫の開け方は窓口課が知っています。その上で窓口課以外の金庫に預かってもらうことで、万全の守りの体制にしたいのではないかと。あくまで私の推測ですけど」
「ふーん。あの野郎の考えてることが分かるようになったのか?」
「いえ、正直何考えているのかさっぱり分かりません。ですが、聞けば教えてくれるので、いつも聞いています」
 シャムレナが不愉快になると分かっているが、訊かれたことは正直に答えよう。
 彼女はしょっちゅうキレるが、理不尽に暴力を振るう人間ではないことは知っている。
「まあいいや、追い返すとメイフィが役立たずってことになるんだろ? それは預かってやる」
「ありがとうございます!」
「それはそうと、だ……」
 シャムレナはメイフィに身体を寄せて来て、メイフィはキスを警戒する。
「お前の希望はもちろん、うちの課だよな?」
「え? あれ?」
 親しげに、それこそ、はいと言った瞬間にキスする勢いで身を寄せて来るシャムレナに、自分との認識の齟齬を見つけ、身を反らしつつも疑問を呈してみる。
「私、兵装課には無理だと言われたと聞いたんですけど」
「は? そんなこと一言も言ってねえよ! 絶対にうちに寄こせって言ったはずだぞ?」
 キレるシャムレナ。
 彼女が嘘を言っているようには見えない。
 むしろ、嘘なんて付けそうにない人だ。
 だとすると──。
「あの野郎、人の言葉を曲解して伝えたがったな?」
「ああ、そうかも知れませんね。よく考えたら『失格だ』とは一言も言ってません。『腕力がないから即戦力にはならない』とだけ言われました」
「確かに言ったな? だが、それは言葉の一部分だけを切り取っただけだ! いいか? 私はメイフィに来て欲しい! それだけ覚えておいてくれ。あんなくそ野郎の事なんか信用するな!」
 半ばキレ気味に真正面で言われると、その怒りがこちらにも伝わって来る。
「分かりました。もう信用しません」
 最近になってやっといい人かな、と思い始めたが、やはり駄目だ。
 あの上司は信用出来ない。
 自分は出来る限り奴から離れたい!
「じゃ、これは預かっておくからよ。いいな? きっと戻って来いよ?」
「分かりました。では」
 メイフィは別れの挨拶をして、兵装課の部屋を後にした。
 一呼吸をして落ち着いて考えれば、まあ、あのヴェルム次長なら、どうせ自分が次の部署で手を抜かないように誉め言葉をカットしたのだろう。
 あの人ならやりそうだ。
 そのおかげで諜報課でも頑張ったし、窓口課でも頑張っている。
 結果的にいい効果を上げることが出来た。
 それは自分にとっても嬉しいことだ。
 理解している。
 それは、十分理解しているし、そういう人だと分かっている。
 なのに、どうして自分はこんなに腹を立てているのだろうか?



最終更新 2017/03/26 13:28:17



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