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2016年9月4日の日記
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タブレットを買う話と91。
[小説]
新しいAndroidタブレットを買おうと探し、一つ見つけたので買おうと思います。
ZenPad8の最新のマシュマロ(Android6)の奴ですね。
ただこれ、スペックだけで言うなら私のスマホのNEXUS5Xにも大抵劣ります。
NEXUS5X
Z380KNL
初期OS
Android6.0
Android 6.0.1
CPU
Snapdragon 808(ヘキサコア)
Snapdragon 410(クアッドコア)
メモリ
2GB
2GB
ストレージ
32GB
16GB
モニタ
5.2インチ
8インチ
解像度
1920×1080
1280×800
外カメラ
1230万画素
800万画素
内カメラ
500万画素
200万画素
バッテリー
2700mAh
4000mAh
大きいのに解像度が負けてるというのは、おや? と思ったのですが、まあ、価格的に半額以下なのでこんなものか、とは思うのですが。
もっと高いスペックでもっと安い中華タブレットなんてそれなりにあると思うのですが。
その辺はスペックになる部分のみを上げて来る中華系タブレットとは全く違うベクトルを進んでますね、数字にならない技術に物凄く力を入れている感じでしょうか。
その辺日本製に近いところがあります。
あと、クラウドとして、ASUS WebStorage5GB(永久)と、GoogleDrive100GB(二年)がついてくるようです。
そこはNEXUS7の開発をしているASUSだからでしょうか。
ASUSは華民国(台湾)の会社です。
5XのLGは韓民国の会社ですね。
それでですね、これがSIM対応なので、今旧NEXUS5に入れていたSIMをこちらに移そうかと考えています。
そうなると、デザリング用の旧NEXUS5と、電子図書用のタブレットを一台持ち歩きをしていたのですが、これを一台にまとめられます。
というか八インチなのに、通話もできるんですよね、このタブレット。
まあ、私はデータSIMですが。
さて、91を書き続けていますが。
後はページ上限との勝負ですね。
今101HP(HJ大賞の規定原稿40文字32行換算で101ページ)ですから、あと29HP以内に仕上げなければなりません。
まだクライマックス前ですが大丈夫でしょうかね。
教会に来ると、なんだか人が大勢いた。
それこそ、入るだけで詰まってるくらいだ。
教会の人が入場整理をしてる。
え? 何でこんなにいるの?
無償治療だからってこんなに人がいるわけがないよな?
元の世界でも病院が大行列の時は、冬でインフルエンザが流行した時とか、大災害が起きた時くらいだろう。
「おや、どうされましたか、移民の方?」
穏やかな声に振り返ると、そこにはワインレッドの修道服が立っていた。
「ケラフュム……」
「おやおや、様が抜けていますよ?」
くすくすと、冗談を言われたかのように笑うケラフュム。
その態度は信者や手下を前にした司祭のそれだ。
ここで怒鳴ったり下手なことを言うと、こいつはともかく、周囲の住民や教会関係者にまで聞こえて、やっぱりこいつの言うように移民は悪だ、になりかねない。
ここは冷静になろう。
「……ケラフュム司祭、今日は提案があって来ました。お話をさせていただけませんか?」
「ほう……もちろん私は聞く必要などないですけど。特に今日は礼拝(ミサ)の日です。私が最後にありがたい説法をして、彼らを敬虔な子羊に変貌させる大事な日ですから」
ああ、だからこんなに人が多いのか。
くそっ、ここまで人が多いと、教会の破壊なんて出来ない。
ここは、最初からの案を通すしかない。
「……今後、『リダー様』が二度と出なくなっても、ですか?」
「なるほど。そう来ましたか……」
ケラフュムは少しだけ口角を上げて、アヤカを見る。
俺はアヤカが隠し持っていたヘルメットを押さえる……って、何持ってきてんだよ!?
「分かりました。まだ少し時間がありますから、奥の部屋に行きましょうか」
ケラフュムが踵を返しながら言う。
「あなた達にも、見て欲しい、そして、参加して欲しい『見世物(ショー)』がありますし」
そんな、思わせぶりなことを言い、笑うケラフュム。
「私には慈悲の心がありますから、あなた方でもお茶くらい入れて差し上げましょう」
「そんなことはどうでもいい。話をしましょうか」
おそらく司祭の執務室、と思われる部屋に入った俺たち四人(一応ラメルースンもいる)だけになると、少しだけ化けの皮をはがしたケラフュム。
「別にしたければすればいいですよ? そうなったら『信仰が戻ったので、心配していたリダー様は去りました。今後も心配して頂かないように信仰を欠かさないようにしましょう』くらい言っておけばいいんですから」
いきなり話し合いの前提を覆してきたケラフュム。
「そんなことしないでしょう。あんたがやりたいのは移民の排除だ。この程度の信仰で何とかなるもんでもないだろう?」
「……そうですね。この程度であなた方が消え失せるとは思ってません」
ケラフュムが目を細める。
俺はまず、その程度のことはどうとでもなる、と言い出すのは想定していたので、この答えまでは用意していた。
「ま、排除の話は俺のすることじゃないですからこの際は置いておきましょう。我々はお互い利用出来る面があります。それを探って行きましょうか」
この先は、何も考えてはいない。
成り行き任せだ。
「例えば、何ですか?」
「今月から、『リダー様』を毎日派遣します」
「え? ……ええっ!?」
俺とケラフュムの話をただじっと聞いていたアヤカが、いきなり自分が話に出てきて驚く。
「ですから、今月は無償をやめて欲しい。来月からならやっても構いませんから」
「あれは長く続けるつもりはありませんよ? 我々だってお布施がなければおいしいワインも飲めませんから」
そこでワイン、と言うのが、こいつの挑発だろう。
「ですけど、私の町の中心に外民族の店があるのは気にくわないですね。潰すためにしばらく続けましょうか」
「──それなら、『リダー様』が言葉を話したらどうします?」
「……ほう」
ケラフュムの目つきは更に鋭いものになる。
「住民はあなたを信じているわけじゃない、『リダー様』を信じているわけです。その『リダー様』が、あなたが悪魔使いだと話したら、どうなりますか?」
何も聞いていなかったアヤカは少しあわあわとするが、俺はそう言いきった。
「なるほど……」
落ち着いた様子で相槌を打つが、おそらく俺を殺したいほど腹が立っていることだろう。
「さすがに、それをされると私も困りますね。分かりました、ここは私も妥協案を出しましょうか」
そう言って立ち上がるケラフュム。
「妥協案?」
それ自体、もう既に俺が提示してると思うんだが、この上何を言い出すんだ?
「今頃礼拝堂では礼拝(ミサ)が行われている事でしょう」
「……どうしてその真っ最中にあなたがここにいるんだ?」
この世界ではどうか知らないけど、司祭って礼拝を取り仕切る役割じゃないだろうか。
「あんなものは下の人間にやらせておけばいいんですよ。私は最後の説法だけいればいいですし」
……こいつ、本当に信者を馬鹿にし切ってるな。
「例えば、その礼拝の最後にあなた方に住民に話す機会を与えましょうか? そこで何を話すかも自由です。診療所の宣伝をしてもいいですし、私が悪魔使いだとばらしても構いません」
「え……?」
「私はその後に話をします。その機会を与えることが、私の譲歩です。いかがでしょう?」
「…………」
ここの住民の一部が礼拝に集まっている。
最後に司祭であるケラフュムの話を聞く前に、そこで話が出来る、ということは、ここの住民に少なくとも俺の言葉を聞いてもらえるわけだ。
その場を分けてくれる、というのがこいつの譲歩。
結局無償はやめない、だけど譲歩はする、ということか。
そこで、どれだけ説得力のあることが言えるかが勝負だ。
ここの信者は、まあ、言ってみればあのケラフュムの演説で来たような連中だから、あれ以上の説得力を見せれば簡単かもしれない。
と言っても、人の気持ちを変えるのは、やっぱり難しいとは思うけど……。
「……分かりました。それで行きましょう」
だけど、止まってる場合じゃない。
アヤカには時間がないんだ。
ここは突き進むしかない。
「分かりました。では、その時間を用意しましょう」
ケラフュムは不敵ににやり、と笑った。
何か、企みでもあるのか?
最終更新 2016/09/05 22:54:58
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