2016年2月14日の日記へ
2016年1月31日の日記へ
2012年1月
2012年2月
2012年3月
2012年4月
2012年5月
2012年6月
2012年7月
2012年8月
2012年9月
2012年10月
2012年11月
2012年12月
2013年1月
2013年2月
2013年3月
2013年4月
2013年5月
2013年6月
2013年7月
2013年8月
2013年9月
2013年10月
2013年11月
2013年12月
2014年1月
2014年2月
2014年3月
2014年4月
2014年5月
2014年6月
2014年7月
2014年8月
2014年9月
2014年10月
2014年11月
2014年12月
2015年1月
2015年2月
2015年3月
2015年4月
2015年5月
2015年6月
2015年7月
2015年8月
2015年9月
2015年10月
2015年11月
2015年12月
2016年1月
2016年2月
2016年3月
2016年4月
2016年5月
2016年6月
2016年7月
2016年8月
2016年9月
2016年10月
2016年11月
2016年12月
2017年1月
2017年2月
2017年3月
2017年5月
2017年6月
2017年12月
2018年1月
2018年2月
2018年3月
2018年6月
2018年10月
2018年11月
2019年2月
2019年10月
2020年1月
2020年9月
HOME
■広告
他人の代表 SFチック学園ラブコメディ
他人の代表 ファンタジーコメディ
オリジナル小説をブログ公開(一部課金)
道化童子のツィート
#taninblogタグ
ブログに関するリアクションに関するツィートは
ハッシュタグ#taninblog
イベント、発行誌など、他人の代表に関する全般のツィートは、
ハッシュタグ#dkdztanin
を付けてください。
2016年2月6日の日記
ツイート
MVNOと89。
[小説]
えー、前のブログでも言いましたが、1月も転送量三回超えました。
500MB500円だから、1.5GB超えです。
今、ワイモバで3GB契約ですが、これを7GBコースにすると2000円高くなります。
4.5GBで1500円高く払っているくらいなら、7GBコースにしようかと本気で検討していたのです。
2000円プラスで4GB増ですから。
が、ふと楽天モバイルの広告を見たのですが、SIMが格安なんですよね。
データだけなら一月5GBで1450円です。
転送量の追加だけなら別に通話とかいらないのでこれもいいかも知れません。
SIMだけでどうするのか、という話ですが、あるんですよ私には今使っているNEXUS5Xの前の機種、NEXUS5が。
実はこちらも現在まだ最新OS6.0.1ですし、SIMフリーですから、デザリングようにするだけなら簡単に出来ます。
それに、元々私は昔っからの通販は楽天派で楽天カードを持ってますし、毎月10万くらいはカード使ってます。
で、楽天モバイルの通話SIM契約をすると、ポイントがプラス1倍になるのですが。
別に通話はいらないんですよね、NEXUS5Xがあるから。
が、通話SIMは5GBプラン2150円で、差額が700円です。
月10万使うなら、ポイントが1000円プラスなので得するんですが。
ただまあ、通話SIMだけは契約縛りが多いのでやめました。
おそらく来月から使い始めると思います。
さて、今週から89を書き始めましたが、もう37KPほど書いてしまいました。
ここらで一旦止めようかと思います。
勢いで書いても後々困りますしね。
来週には88の書き直しと推敲に戻ろうと思います。
ちなみに89は近未来の日本で、核兵器を含むミサイルはすべて撃ち落すシステムが確立し、弾丸ですら、無効化された世界で、武器として剣が最新兵器として進化していったが、それを持ちだしたら異世界に行ってしまった、という話です。
「不殺モードってのがあるんだけど、これどこまで不殺なのかなあ?」
英留は剣を構え、モードを選択していると「不殺モード」に行き着くが、これが何かよく分からない。
ただの安全スイッチで棒のようになるだけなら、剣士相手に勝負は一瞬でついてしまうだろう。
「F1(ヘルプ)でもあればいいんだがなあ」
最新兵器を前に、人を殺すな、というのは難しいのではないか、そもそもこれ、無理ゲーだろ、と英留は思ってはいる。
一人ならもうさっさと諦めていた、というか引き受けていなかっただろう。
が、もう勝って賞金もらうつもりでいるフィメーラを前にそうも言えない。
フィメーラは彼の後ろを歩いている。
先ほどまで道を知らない英留のために前を歩いていたが、英留が目の前でスカートが揺れるので思わずめくったら、拳三発とともに後ろに下がったのだ。
「うーん……」
英留はシーヤの説明を何度も読んで確認したが、どうにも分からない。
「少なくとも切れないことは分っているし、これでやってみて、駄目なら戦闘モードに切り替えるか絶対防御モードで体勢を整えるしかないか」
「何言ってるのよ? 変なこと考えてるんじゃないでしょうね!」
ぼす、と後ろから叩かれる。
まだ多少さっきのスカートめくりを怒っているようだ。
「お前なあ、俺がいつでもそんなこと考えてると思ってるのか?」
「思ってるわよ」
「その通りだぁぁぁぁぁっ!」
「来ると思ってたわ、ふんっ!」
襲いかかるつもりもなく、ただ、抱き着くだけの予定だった英留の鳩尾に、拳を極めるフィメーラ。
「ぐ……ぇ……」
英留は身体をくの字に折る。
だが、これも想定内だ。
思ったよりも痛苦しいが、これは分っていた。
英留は一旦、息を思いっきり吐きながら、一歩前に出て倒れる。
そう、そこにはフィメーラの胸があった。
「やっ……きゃぁぁぁぁぁぁっ!」
英留は思いっきりフィメーラの胸に突っ込み、埋まりつつ、今度は息を吸い込んだ。
甘いフィメーラの身体の匂いが英留の肺を満たす。
もう、十分だ。
これから痛い目に遭うが、それはしょうがない。
それだけの覚悟を持ってやったのだ。
「何するのよぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
英留はその後、フィメーラの息が切れるまで殴り続けられた。
だが、その表情は、やり遂げた男の顔をしていた。
「……本当はこんなことにこれを使いたくなかったけど。しょうがないわね……」
そう言ってフィメーラが荷物から紙を出した。
「えーっと……」
ペンで何やらそこに文字を書いている。
何を書いているのか、英留には見えないし見ても文字が理解出来ない。
「これでよし、と。じゃあここに名前を書いて?」
「なんだこれ?」
「精霊契約書よ。これに書かれたことは絶対に守らなきゃならないの」
「おお、マジか!」
この世界にはそんな便利なものがあるのか。
それがあるのなら、女剣士に勝った後もこれを書かせればいいだけだから簡単だ。
「じゃ、それを──」
「ここにあんたの名前書いて?」
「え? なんで?」
英留はこうしてフィメーラと話は出来るが、ここの文字は読めない。
だから、それに何が書いているか分からない。
それに、とにかくいきなり契約書にサインをしろと言われてもするなと教育されている。
「あんたがあまりにもあたしに襲いかかってくるから、契約書を書かせるのよ!」
「え? いや、そんなことよりこれを女剣士に使えばいいだろ」
「? そんな必要ないでしょ? 勝ってもう二度としませんって言わせればいいんだから」
フィメーラはこれまでおそらく素朴な田舎で人を騙すとかそんなことのない場所で暮らしていたんだろう。
人の口よりも疑わしいものなんてないというのに。
「さっさと書きなさいよ!」
女剣士がいるからか、人通りのない道のど真ん中で、書類にサインを迫られる。
「ちょっと待てって。それにはなんて書いてあるんだよ?」
「『乙は甲に今後一切の性的行為を、甲が望まない限り行わないものとする。もし行為に及んだ場合、乙は一生甲の奴隷となる』って書いてあるわ」
「なんでだよ! 嫌だよ! なんでそんなもん書かなきゃならないんだよ?」
英留には自信があった。
自分はこれを書いてしまえば確実にフィメーラの奴隷になると。
「これに書いたら、あなたにきちんとこの国での生活を教えてあげるわ。それにちゃんと当面の生活も助けてあげる」
フィメーラがにっこり笑う。
「…………」
これは、半強制だ。
今フィメーラに離れられると、英留は何も出来ず、ここでのたれ死ぬかもしれない。
フィメーラもそれが分かっているから、強気なのだ。
だが、こんなに可愛い女の子がそばにいて、何も出来ないということが可能だろうか?
いや、我慢すれば出来なくはない。
現にこれまで一度も性犯罪を犯したことはない。
出来なくはないが、思わずやってしまう可能性もある。
それでフィメーラの奴隷になるのは──。
フィメーラの奴隷。
悪くはない。
いや、だが、自由に何も出来なくなることは避けたい。
どうすればいいだろう?
「……分かった、書こう。だが、何が書いてあるか分からないものにはサインは出来ない。文字を教えてくれ。これはなんて書いてある?」
「これは『奴隷』よ」
「ここは?」
「……『性行為』。こっちが『性』でこっちが『行為』」
「ん? 何だって? これがなんて言った?」
「だ、だから、『性行為』……」
「んん? 聞こえんなあ」
「いいからさっさと書けっ!」
殴られる。
「しょうがない、書くか……あ、俺の名前をここの文字にするとどうなる?」
「エールだっけ? こうよ」
「よし……あれ? 人が来る、あれってもしかして女剣士か?」
「え?」
フィメーラが驚いて振り返る。
「……? いないじゃない」
「悪い見間違えだった。あ、契約書に名前書いておいたぞ?」
「うん……間違いはないようね」
先ほど後ろを振り向かせたことを怪しんだフィメーラは、疑い深く何度も見たが、そこには間違いなく英留の名前が書いてあったので問題なしとした。
「じゃ、この契約書を使用するわ。精霊よ、二人の誓約を受けとめたまえ!」
すると、どこからともなく、光が現れ、一瞬契約書を包む。
そして、光は消えた。
「これで誓約が成り立つわ。これからは絶対に変なことをしないように!」
「ああ、もちろんだ」
英留が自信たっぷりに言うので、フィメーラは胡散臭げに彼を見るが、まあ、契約書もあるし大丈夫でしょう、と気にしなかった。
だが、フィメーラは気づいてはいなかった。
先ほどの契約書、フィメーラが後ろを向いている間に、英留が「奴隷」を「性奴隷」に書き換えた事を。
英留は、フィメーラがそこまで嫌がるなら、少しくらいセクハラ行為を我慢してもいいとは思っている。
何しろ、「甲が望まない限り」という条件もあるのだ、どうしてもそんなことがしたいならフィメーラに望ませればいい。
だが、それにしても一方的にこんな契約書を結ばれるのが気に食わなかったので、そう付け加えただけだ。
最終更新 2016/02/06 23:27:15
トラックバック:
http://d-maki.jp/tback/tback.php/2016/02/06
2016年2月14日の日記へ
2016年1月31日の日記へ
HOME