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2018年1月21日の日記
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スマホその後と104。
[小説]
スマホが壊れました。
ええ、先週トラブルありながらもMNPしたNEXUS5Xです。
月曜日に動かなくなりました。
最初は起動しなくなったので、長押しで再起動したら、今度は途中で落ちるようになり、再起動をやり直していたら、そのうち起動しなくなりました。
その日はショックでそのまま帰りました。
家で開いて、バッテリーの予備があったので交換もしてみましたが、状況は変わりません。
直る可能性もありますが、おそらくまた同じようになるので、二年以上使ってもう支払いも終わってますし、もう諦めて新しいのを買おうかと思います。
が、とりあえずスマホがないと困るんですよ。
連絡はガラケーでも出来ますし、タブレットも持ち歩いていますが、スマホはまた別でしょう、仕事中にチラ見も出来ますし。
そんなわけで旧NEXUS5を持って行くことにしました。
二年前まで使っていましたが、今は引退して、土日の鍋写真をTwitterに上げる用途くらいにしか使ってませんでした。
一応バッテリーは交換してあります。
が、これのSIMはMicroSIMで、NEXUS5XはnanoSIMなのでSIM交換はそのまま出来ません。
で、さっさとスマホを買うか、とりあえずこれのアダプタを買うか迷って、暫定的にこれを使えるようにするのか迷い、迷っているうちにとりあえずアダプタを注文しました。
火曜日はそれを持って行って、タブレットからのデザリングでやることにしました。
が、その方法ですと、トイレからの通信はギリギリで遅いですし、ウォーキング中は使えません。
そろそろアダプタ届くかな、と思いましたがその日は届かず。
水曜日もそれを持って行きましたが、あまりにも不便なので、タブレットのデータSIM(Micro)をNEXUS5に入れました。
これでとりあえずは使えますが、SMSないのでLINE戻すのが結構大変でした。
木曜日の夜にアダプタが届いていて、通話SIMをNEXUS5に入れて、データSIMをタブレットに戻しました。
これで何とか元に戻りましたが、NEUXS5ももう五年前のスマホですし、バッテリーを替えたのも二年前なので、長持ちはしないと思いますので、これを暫定として早急に次のスマホを買おうかと思います。
今検討しているのは、ZenFone4です。
ZenFone4って名前でもいろいろあるんですが、日本向けのノーマルの奴です。ZE554KLです。
解像度はフルHDでNEXUS5Xと同じですが、IPSですし、CPUがQualcommSnapdragon660のオクタコアで、メモリは6GB、ストレージは64GBなので、とりあえず二年くらいは十分使えそうです。
OSだけ7.1.1に後退しますが、正直8がいいとあまり思ってなかったので。
まあ、もう少しだけ検討してみます。
104を書いています。
まあ、少し変な感じになりそうなので元に戻しました。
「さて、使い魔契約を済ませるか」
「うん……それって、どうしてもしなきゃ駄目なの?」
食事をして、部屋に戻って来た二人。
予定通り使い魔契約を始めよう、という時に、メルレシァが不安げに言った。
「魔法使いがきちんと検査したらさ、バレるんだよつながってないってさ」
「つながるって何が?」
「学園では通り道(パス)って呼んでるんだけど、見えない魔力でつながるんだよ。だから、俺の魔力をメルが使う事も出来る」
「え!? 本当に?」
「もちろん、そのための使い魔だからな」
メルレシァにとって、それはとても魅力的な契約だ。
何しろ、魔力がないから魔法使いを諦めた彼女にとって、エルマールの莫大な魔力を使えるというのは魅力的である。
そう、思うからこそ、エルマールは最初にそれを話したのだ。
「多分高等部の初日に検査があると思うから、それまでにしておく必要はあるし、そもそも授業を受ける申請を出すときにチェックされるかも知れない」
「へえ」
「それに魔法学園だからさ、メルも魔力は多い方がいいだろ?」
「うん、そうだねっ!」
「だからさ、使い魔契約しよう」
「分かった!」
メルレシァは田舎育ちの純朴な少女だ。
「始めようか。俺が詠唱に近い言葉を話すから、それを承認してくれるだけでいい」
「うんっ!」
もはやエサを待つ犬のように、そんなことどうでもいいから早く早くと言いたげな表情だ。
「じゃ、行くぞ──」
エルマールは大きく息を吸い込んで、詠唱を始める。
「汝、我の使い魔として契約し、我の滅すその時まで、従順なしもべとして我に心を尽くすと──」
「ちょっと待って? ねえ、ちょっと待って!」
「……何だよ?」
契約の詠唱中に停められて、少し不機嫌になるエルマール。
「ねえ、この『我の滅すその時まで』って何? 私はエルが死ぬまで従順なしもべでいるってこと?」
「それは……」
その通り、なのだが、そのまま正直に言っては当然拒否されるだろうことは分かっている。
とにかく今は契約を結んでもらうのが先決だ。
とは言え、魔法使いは嘘を吐くことをなるべく控えなければならない。
そうなると、彼女をここに連れて来たように、嘘を吐かずに契約に持って行くしかない。
「それはその通りだな。使い魔ってのは、主人が死ぬか契約解除するまで拘束されるものだ」
「そんなのやだ」
「だろうな。俺だってメルを奴隷として使いたくはない。でも、俺も高等部には使い魔が必要だから、高等部在学中は使い魔になって欲しいんだよ。その間、メルは俺の魔力を使って勉強ができる。その後はお互い必要のない関係だろ?」
「そっか。卒業したら契約解消すればいいんだよね?」
「そうだな」
今、エルマールは肯定をしたように見えるが、別に解消するとは言ってない。
「じゃ、いいか。私にもいいことあるし。……それに、エルの手助けになるし」
解消するとは言っていないが、田舎の農家の娘は疑うことを知らなかった。
「よし、じゃあ続けるぞ?」
エルマールが、仕切り直して息を吸い込む。
「汝、我の使い魔として契約し、我の滅すその時まで、従順なしもべとして我に心を尽くすと誓うか?」
「はい、誓います」
なんだかメルレシァの言い方が、使い魔というよりも結婚のそれに近いなと思ったが、それを突っ込める時ではない。
「ならば我は汝に我が力と知識を能えよう」
エルマールの言葉の終了と共に、大きな力が、エルマールのかざした手の先から生まれ、それがメルレシァの身体へと向かい、入っていく。
「…………っ!」
メルレシァはそれを体感したのか目を閉じ、一瞬何かに耐えるような表情になるが、拍子抜けたように目を開く。
「……これで、使い魔契約が終わったの?」
「ああ、多分完了だ」
エルマールも使い魔を作るのは初めてだからよく分からないが、メルレシァとつながったことだけは分かるので、成功したと考えてもいいのだろう。
つまり、メルレシァと──。
「…………っ!?」
「え? あ…………っ!」
脳を埋め尽くす新鮮な映像(イメージ)に、エルマールは慌てて、パスを細くする。
忘れていた。
知的生物との使い魔契約は、パスを太くするととんでもないことになる。
「もう大丈夫だ、つながりを細くしたから……メル?」
エルマールがメルレシァの表情を窺うと、何かとんでもないものを見てしまったかのように、大きな口を開けて目に涙を溜めつつ呆然としていた。
「ごめん、パスを太くし過ぎた。もう大丈夫だから」
「な……な…………!」
まだ呆然として何も言えないメルレシァ。
使い魔とは、本来元は賢くはない動物を使役したりするための魔法だ。
だから、知的生物を使い魔とする場合、パスを細くしないと、魔力だけでなく、互いの知識や、更には感覚や感情まで相互に送り合ってしまう。
先ほどエルマールの目には、メルレシァの身体に関する視界情報が流れ込んで来た。
簡単に言うと、メルレシァの全裸情報(自分視点)を知ってしまったのだ。
おそらくメルレシァにも同様に、エルマールの裸情報が届いたのだろう。
その感覚は、例えることは困難だが、「全裸でお互いの身体を触って探り合った」というのが近いのではないだろうか。
恋人ですら濃厚な身体の情報の探り合いを、ただの幼馴染の男女が経験したのだ。
「……ごめん……」
エルマールは沈黙の空間に気まずさを感じて言うが、メルレシァからの返事はない。
「その……ちゃんと成長してて良かったよ」
「言うなぁぁぁぁぁぁぁっ!」
真っ赤な顔のメルレシァが、全力で拳を握り振りかぶる。
「止めろって! 悪かったって!」
「っ!?」
殴られるのをほぼ覚悟していたエルマール。
だがメルレシァは動きを止める。
「……え?」
「え?」
エルマールだけでなく、動きを止めた当の本人、メルレシァですら驚く。
「……もしかして今、俺を殴るつもりだった?」
「うん……恥ずかしかったから」
「それはごめん。それで、じゃどうして止めたの?」
「分からない、勝手に止まったの」
「そっか……」
知ってはいたが、思った以上の力だ。
最終更新 2018/01/21 12:30:45
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