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2017年1月15日の日記 
パソコン破壊と95。 [小説]
 そんなわけで、パソコンがまた一つ壊れました。
 ずっと使っていたテレビパソコンで、5年間24時間つけっぱなしのパソコンだったのでよく持った方だとは思いますが。
 パソコンの追加はしない予定です。
 そんなわけで、一時期は4台あった部屋のデスクトップも2台になりました。
 今回潰れたパソコンで使っていた主要機能はテレビ録画と一部のメール受信でした。
 メール受信は、サーバの方に移し、テレビはとりあえずバックアップの方で送受信して、新しいテレビチューナを去年の6月に買ったデスクトップに入れるのがいいかと思います。
 それで、パソコン減った分、モニタが一つ増えたので、5つあります。
 元々デュアルモニタだったのを、片方トリプルモニタにしました。
 これ、ベッド周りにモニタ三つなんですが。
 ベッドの頭の部分に一つ。右斜め上に一つ、右に一つ。
 頭の部分のが作業用になっています、右のがアニメなど映像を見るようになっています。
 これに斜め上のが加わったのですが、ここを今、ネトゲを持ってきました。
 正直持て余しています。
 斜めのモニタがちょっと遠いので、操作もしにくいのです。
 とりあえずしばらくこれでやってみます。


 95は書いています。
 書いていますが、なんとなくどうかなあ、と思うところがあります。
 まあ、書き続けはしますが。


「テハラ広場の向こうの五軒全部契約したっす!」
「ええっ! じゃ、じゃあ、さっそく運ぼうか。サイズはみんな家庭用でいいんだよね?」
「はいっす!」
「俺は冷蔵庫用意するから、イロハ氷頼めるかな……大丈夫?」
 振り返って指示すると、イロハは明らかに疲れた表情だったので訊いた。
「は、はい……サイズ小を五軒分くらいなら何とか……」
 明らかに赤い潤んだ目で、イロハが答える。
 さすがに連日の受注に疲れたのだろう。
 先月末でコルシェは食堂を辞め、正式に冷蔵庫事業に専念することにした。
 イノシシ狩りもそろそろ仕掛けても引っかからなくなって来ていて、カレンによれば、被害もかなり減っているらしいから、そろそろ撤退の時期かもしれない、ということで、冷蔵庫に専念した。
 これからこれだけで三人の生活をしていかなければならないと思ったコルシェはかなり気合を入れて、新たな受注先を探した。
 店だけではなく、家庭にも浸透させれば受注数がかなり増えると考えた彼は、家庭用の小さな冷蔵庫を作り、小さな氷の小規模な物も始めた。
 こっちはフィシェラがどうしても営業をしたいというので任せたら、ガンガン受注を持ってきた。
 このまま月末になればかなりの利益になる。
 何度計算しても、夢のような収入になるだろう。
 だが、数がいきなり増えれば問題も出て来る。
 さしあたっての問題は、人手が足りないことだ。
 コルシェとイロハが朝起きてからずっと氷を作り続け、フィシェラが配達する。
 フィシェラは小柄ながら、氷の山をに荷車に積んで、かなり高速で走って届けてくれる。
 この量が、もうコルシェとイロハでは捌き切れなくなっていた。
 朝、最後の氷を作ったら、二人はそのまま倒れるように眠ってしまう。
 それで、起きたら配達帰りに営業に行っていたフィシェラから、新たな受注を受けるので、冷蔵庫に氷を入れて運ぶ。
 それが終わったら、新たなストック用の冷蔵庫を作る。
 そして、夕食を食べて倒れるように眠る。
 この部屋で寝てしまっても、必ずサンシェが来て、連れて帰られて、気が付くと部屋にいる。
「氷……出来ました」
 そんな毎日を続けてきたが、これ以上受注が増えると限界かもしれない。
「ああ、じゃあフィシェラ、一緒に行こうか?」
「自分だけで十分っす。おやびんは休んでてくださいっす」
 フィシェラは冷蔵庫の中に氷を入れて、荷車に積む。
「行って来るっす……あっ……と!」
 フィシェラはふらり、とバランスを崩す。
「危ないな。やっぱり俺が行くよ」
「大丈夫っす……運搬と営業は自分に任せるっす……」
 ふらふらになっているにもかかわらず、そのまま荷車を引こうとしている。
「やめておけって。明日もあるんだから、今日はもう休もうな?」
「じゃあ、一緒に行くっす。おやびんも心配っす」
「分かった、そうしような?」
 コルシェもフィシェラもイロハも、もう限界だった。
 このままでは大金を手に入れる前に疲労で倒れてしまうのではないだろうか。
「限界、かなあ……」
 コルシェは荷車を引きながらそうつぶやいた。

「お久しぶりですね、コルシェさま。その後サンシェとはうまくやっていますか?」
 その日、サンシェに頼んでカレンと話をする機会を作ってもらった。
 カレンの本邸の客間に案内されたコルシェは、またもカレンのカジュアルな服装にどきどきしつつも、若干距離を取る。
 またキスを警戒されても話にならないからだ。
「サンシェさんとは、うまくやっていると言いますか、まあ、俺も最近は寝に帰るだけですし……」
「寝に帰る……お忙しいのですね」
「はい、最近では冷蔵庫事業が成功してかなりの仕事がありまして」
「冷蔵庫事業? それは何でしょうか?」
 そう言えばカレンに説明していないことに気づき、コルシェは簡単に事業内容を説明する。
「なるほど、それは素敵なお仕事ですね? 素晴らしいアイディアだと思います」
「冷蔵庫のアイディアはイロハのなんですけどね。それにフィシェラの営業があって何とか成功しそうなんですけど」
「それでも、コルシェさまがおまとめになるお力があってこそだと思います。あと、一度イロハさんともお会いしてみたいですね」
「そう言えば会ったことないんでしたっけ。また連れてきますよ」
「はい、ありがとうございます」
 カレンはいつものように微笑んだままだ。
「それで、お願いと言いますのは、今かなり人手が不足していまして、水を凍らせる魔法が使える人、荷車で配達が出来る人がとりあえず必要なんですよ」
「そうでしたか。後、このまま拡大されるのでしたら、月末に集金される方も必要になりますね?」
「あ、そ、そうですね」
 カレンはそう言うことも勉強しているのだろう、事業に必要な人員を指摘する。
「分かりました。そういう事でしたら、知り合いを当たってみましょう」
「ありがとうございます!」
 コルシェはカレンに頼み込み、人員確保してもらえることになった。


最終更新 2017/01/15 22:58:53




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