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2017年8月17日の日記 
一年と101。 [小説]
 さて、一年経ちました。
 赤いモバイルパソコンを購入してからちょうど一年です。
 そして、SIM入りタブレットを購入してからも一年です。
 えー、パソコンやタブレットを買うと色々なものが特典として一年無料で使用できるものが付いてきます。
 まあ、私の使わないものもついてくるのですが、とりあえず、私の使うのについて来たのが、Office365の一年分と、GoogleDrive100GB一年分でした。
 Officeは元々カード引き落としだったので、そのまま自動的に引き落としに戻るようです。
 が、GoogleDriveは元々無料で使えて色々無料追加されて17GBを使っていたのですが。
 この一年、117GBになっていましたが、今の使用量13GBなんですよね。
 GoogleDriveは主に創作データが入っていますが、毎日ONE DRIVEに自動でバックアップされています。
 ですから、全データは入っておらず、比較的新しいのしかなく、それも調整可能なので、このまま課金せずに行くかもしれません。
 が、私はシステムを常用するのに課金しない、ということはまずありえないのです。
 無課金の人がいるのは一向に構わないのですが、システムというのは金を持っている人間が、多少のアドバンテージとともに課金するから、誰もがシステムを利用することが出来るのです。
 私は今多少金があるので、課金側に回っておきたいのです。
 将来私に金がなくなったら今度は無課金に回りたいので。
 ですからDriveの方は検討中です。


 さて、今は101を書いています。
 今度のは一年半ぶりに異世界転生ものにしました。
 そろそろ流行も終わりなので、最後にネタを消費したいと思いまして。
 主人公は31歳のSEです。こっちの世界では。


「あ、起きたわね?」
「……?」
 目を開くと、目の前に俺をのぞき込む赤い瞳があった。
「あ、れ……?」
 赤い目?
 俺が見返すと、顔が近いことに照れたのか、離す。
 赤毛ツインテールの赤目、肌の色は白人のそれのように白い。
 外国人、だよな?
 赤いTシャツかタンクトップの上にオレンジの上着を着て、下がピンクのミニスカート。
 暖色系がラッキーカラーの子なのかな?
「ウェンー、こいつ起きたぞ?」
 女の子は奥の誰かを呼ぶ。
 ……ん?
 外国人っぽい子が話す、日本語じゃない言葉。
 うん、その言葉は確かに日本語じゃない。
 ないんだけど、何故だか俺はそれを理解出来た。
「あら、ちょっと待っててね?」
「はやくー!」
 言ってる意味は理解出来る。
 だけど、これが日本語でないことは分かる。
「あれ……俺、どうしたんだっけ……ええっ!?」
 俺は一人つぶやいたのだが、俺自身がその、どこの言葉かも知らない言葉が口から出て来ていた。
「あれ? これはどういうことだ……?」
 俺の知っているのは日本語と英語だけだ。
 英語も話し相手が広州や大連のエンジニアだから、ネイティブのそれとはかけ離れている。
 俺はいつの間に第三の言語を話せるようになったのだろうか?
「ちょ、ちょっと……?」
 目の前の女の子が少し心配そうに、だが遠慮がちに声をかけて来る。
 女の子は見る限り十代の後半に見えるし、俺みたいなおっさんに声をかけるのが怖いってのはまあ、なんとなく分かる。
 俺みたいな若い頃はそれなりに格好良かった奴でも三十代になれば見た目も老いて来るし、それが周囲には貫禄として映る。
 貫禄ってのは、同時に若い子は話しかけづらくなるわけで、この子がそうなるのもまあ、仕方がない。
「ここは、どこだ?」
 俺が目の前の女の子に聞いたら、慌てて目をずらして戸惑う。
「ここは私たちのシェアハウスよ? あんた、そこの川岸に倒れてたから連れて来たのよ」
「そうか……」
 いや、待て。
 ちょっと待て。
 納得しかけたが、そもそも俺、川岸なんて行ってないし、だから、そこに倒れていたなんてありえないんだけど。
「えーっと……」
「大丈夫? どこも打ってない?」
 その子に何か話をしようとしていたら、脇から別の女の子が出て来た。
「いや……多分大丈夫、だけど……」
「さっきも確認してみたけど、一応もう一度確認するわね?」
「え……?」
 そう言うと、その女の子は、俺に抱きついて来て、顔を俺の胸に埋める。
「ちょ、ちょっと!?」
 俺の目の前に、水色のストレートロングが揺れる。
 いい、匂いだなあ、と思った瞬間、え? 水色? と、もう一度見返す。
 確かに染めている様子はなく、毛根から水色の髪が目の前にある。
 これは一体、どういうことだ?
 その疑問を思った瞬間、俺の胸から女の子が離れる。
「特に問題はないようね。ただ、脳波に少し不思議な動きがみられるけど、あまり関係なさそうだわ」
「じゃ、問題ないのか、よかった」
 ほっとするような赤毛の子。
「あの、ここはどこで、あんたたちは誰だ? いや、助けてもらって悪いけど、どうしても確認したくてさ」
 俺の問いに、二人が一度驚いて、顔を見合わせる。
「だから、私たちのシェアハウスって言ったわよね?」
 少し怒り気味に赤毛が言う。
「フレちゃん、そういう意味ではないと思うわ。ここはステリエ王国首都、アルメル魔法学校のそばの一軒家よ。私はウェンリーで、この子がフレイズ。少し前まで魔法学園の学生だったのよ」
「なるほど、分からん」
 なんだかメッセージウインドウなしにチュートリアルの説明を聞いているような気分だ。
「という事は、遠くから来たのね? どこ国かしら?」
「……えー……」
 出て来ない。
 いや、俺の住んでいた国は日本で、住所も最寄り駅も全て覚えているのだが、言葉にしようとすると、何も出て来ない。
 今、話しているこの言葉にはないからだろうか。
「? どこから来たのよ?」
 赤毛の子、フレイズだっけ、が、いらいらするように促す。
「……遠くから?」
 俺は、取りえず出てくる言葉で表現できそうなのを選んだ。
「何よそれ! 私たちには言えないっていうの!?」
 フレイズがキレるように怒る。
 胸倉を掴む勢いで顔を寄せて来るので、俺は少しひっこめる。
 いや、三十過ぎのおっさんとして、若い女の子が顔を近づけて来たら臭いとかキモイとか言われる気がて怯むんだよ!
「言わないんじゃなくて、言えないんだよ! 何だかよく分からないけど、言おうとしても出て来ないんだよ!」
「そう……それは、呪いをかけられている可能性があるわね。もう一度、いいかしら?」
 そう言って、ウェンリーと名乗った女の子が、再び俺の胸に顔を埋める。
「…………」
 俺は無心になろうとしているが、なかなか難しい。
 目の前の若い女の子の頭があると、なかなか冷静になれない。
 落ち着こうと深呼吸でもしようものなら、思いっきり周囲に漂っている匂いを吸収してしてしまうかも知れない。
 なんてことを考えていたら、フレイズと目が合った。
「なあ、ウェン、こいついやらしい事考えてるぞ?」
「か、考えてねえよ!」
 いやらしくはない。
 いやらしくはない!
 俺は十分抗っていた、これは不可抗力だ。
「え? いやらしいってどういう事かしら?」
「その……色々だよ!」
 ウェンリーに真正面から問われて、答えに躊躇って口ごもる乙女(フレイズ)。
 いいと思います。
「ほら! 今も微笑んでるし!」
「微笑むくらい誰でもするだろ! 俺だってもうこの歳だ、お前らガキに変な気持ちになることはないんだよ!」
 そんなことはない。
 三十過ぎたおっさんの俺だけど、いまだにJKに寄って来られると興奮するし、だからそれを隠すために拒絶してる。
「ガキってあんたも大して年齢変わらないでしょうが! 遠くに来たからって自分だけ大人のつもりなの!?」
 フレイズの怒鳴りの意味が、最初は分からなかった。
「そうりゃそう……え?」
 だから、言い返そうとして、言葉を止めた。
「あんたの顔、私たちと同じくらいにしか見えないんだけど! 上って言っても一、二年でしょうが! その程度でいちいち威張るなって言ってんのよ!」
 言い返す、フレイズ。
 え? この子、何言ってるの?
「あの、悪いけど、鏡あるかな?」
「鏡? ええ、水魔法鏡でよければ」
「よく分からないけど、それでいい」
 ウェンリーから手鏡のようなものを受け取る。
 そこに映っているのは、俺だった。
 ただ、俺の知っている俺とは少し違う。
 確かにフレイズの言う通り、十八歳くらいの俺が、そこに映っていた。



最終更新 2017/08/17 0:19:37




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