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2017年10月7日の日記 
101はまだ書いている。 [小説]
 久々に日記を書きます。
 私は元気です。
 夏は色々疲れて、体調はガタつきましたけど一日しか体調不良で休んでいません。
 歯がボロボロと崩れ落ち、激痛が走る事態になりましたが、元気です。
 歯が痛くて一回早退しました。
 小説も書いていました。
 書いていたはずなんですが、何故かどこにもありません。
 なろう連載は全て止まったまま。
 今、101を書いています。
 8月も101書いてましたよね。
 未だに完成していません。
 別に書いていなかったわけではありません。
 毎朝カッフェに行って書いてから通勤して、仕事終わてからカッフェで書いてます。
 休日はファミレスに行って書いてます。
 それでもなんか進んでません。
 月一で書けるつもりで予定入ってるので、HJ向けの100書いた後、GA向けの101と102、あと美少女向けの作品も書く予定でしたが、減らすしかないですね。
 とりあえず、頑張ります。

 そんなわけで101書いてます。
 やっと徐々に乗ってきた感じです。
 気温が下がってきたからでしょうか。
 書き続けます。


「ヴェニーラ、いいか?」
 ヴェニーラは部屋にいるとリビングにいたフレイズに聞き、部屋のドアをノックした。
「んー?」
 ヴェニーラの返事は、いつものぼーっとしてるいつもの状態だった。
「ちょっと、次の商品の使用を渡したい」
「んー」
「あと、シャルについて訊きたいこともある」
「…………」
「ヴェニーラ?」
「分かりました、お入りください」
 部屋のドアが開く。
 理知的なヴェニーラが俺を迎える。
「申し訳ありません、お客様をお迎えする準備がこの部屋にはございませんので、失礼は承知ですがベッドにおかけください」
「うん、あ、適当でいいよ。俺が押しかけたんだから」
 俺はそう言ってヴェニーラを座らせる。
「まずはこれ。新しい術式の仕様。自動で清掃してくれる術式だ」
「それは素晴らしいですわね」
「それで、これをいつ量産するかはこれから決めるんだけど、シャルがいつまでどれだけのパン製造術式を売ってくれるかにかかってる。そこで訊きたいんだが──」
「パン屋さんの仕事を圧迫する術式を、シャル様がいつそれに気づき、販売を取りやめるか、ということですわね?」
「え? うん……え?」
 何も説明していないはずなのに何でこの子知ってるんだ?
「私は別に知っているわけではありません。思考の奥で推測していた事を口にしただけの事ですわ」
「推測……?」
 思考の奥で推測していたって何だろう?
「非常に言葉が足りずに申し訳ありません。最初からご説明いたします。私はある程度知識を得た頃から、自分で考えをまとめたり推測したり結論を出したりという事を繰り返すようになり、いつの間にか、現を忘れるほど没頭するようになりました」
「没頭……ってもしかして?」
「はい、普段は思考中であるため、ほとんど感覚や意識のない状態です。深く広いことを考えているため、声をかけられるとそこから戻って来るのにとても時間がかかります」
 その感覚は、分からないこともない。
 俺だって、集中して仕様の検討をしてる時に話しかけられるとイラっとするし。
 でも、こんな上品で貞淑そうな女の子が、あんなアレみたいになるまで思考を止めないってどうよ?
「少し前まではずっと魔法の事を考えておりました。私の研究を更に発展させるにはどうすればいいか、親切にも手伝っていただけるソリティの土魔法も使って何か出来ないのかをずっと考えておりました」
 ソリティは脅されてると思ってるけどな。
「ですが、学園を卒業してしばらくしてからは、今後の生活を考えることも増えました。どうすれば四人全員が幸せに暮らせるのかを」
「うん、それって、ヴェニーラが考える速度を落として、貴族の研究所で働けばいいんじゃないか?」
 何せ、学年首席卒業生だ、しかもこの上品さなら、貴族相手に向いているかも知れない。
「それは……無理ですわ……」
「無理って、どうして?」
「私は、雇われません……」
 悲し気に口にするヴェニーラ。
 理由は分からない。
 ただ、これは訊かない方がいいかな、と直感した。
 この上品な口調と関係があるのかも知れないし。
 もしかするとこの子、この国の王女様だったり?
 いやいや、それならこんな貧乏な暮らしして追い詰められていないだろう。
「オボロー様、話しを戻してもよろしいですか?」
 この話はあまりしないでくれ、という軽い拒絶をもって話の続きを促す。
「ああ、そうしようか。えーっと……何の話してたっけ?」
「シャル様がパン屋さんの生活を圧迫していることに気づき、術式の販売を停止する可能性の事でした」
「そうだったな。あいつが普通の商人なら当然自分の利益を第一にするだろうし、それは別に悪い事じゃない。資本主義は生存競争だからな。でも、あいつはどうだろう、って思ったんだよ」
「資本主義は生存競争……興味深いお話ですね。またお聞かせください。それで彼女ですが、絶対に分かった時点で止めると思います」
「絶対、と来たか……」
「はい、絶対に、です。パン屋の宣伝をすることすらありえます」
 穏やかで物腰柔らかい彼女が、断定する口調で言う。
「シャルってヴェニーラにとってどういう人間なんだ?」
 年齢もおそらく違う。
 お嬢様のようなヴェニーラと元気で親しみのある庶民のシャル。
 共通点があるようにも思えない。
「……親友、いえ、元親友、と呼べばよろしいのでしょうか」
「元……? 喧嘩でもしたのか?」
「いえ、私達二人は、今でもお互いを嫌いではありません。ですが……体面上、と申しましょうか。私とシャル様は、人前でお会いできるような関係ではなくなりました」
 体面上……?
 ヴェニーラの家が高貴な家で、と思ったが、ここにいる時点でそうじゃない。
 この子の生出には秘密もありそうだけど、こんな性格だから勘当されたとかなんとか、つまりは気安く立ち入ってはいけない気がした。
「分かった。シャルは親友で、だからあいつは術式の販売はやめると。そういう事だな?」
「はい、それと、これは私は家計を存じませんので強く言う事は出来ませんが、彼女は最初に百枚買うと言ったのでしたら、売る気がなくても百枚買ってしまうと思うのです。ですけど──」
「ああ、分かってる。あいつが売らない商品は俺も売らない。清掃術式をいち早く実用化しよう」
「はい、ありがとうございます」
 ヴェニーラはほっとしたように微笑む。
 それを確かめると、俺はヴェニーラの部屋を後にする。



最終更新 2017/10/07 23:22:35




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