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2016年10月29日の日記
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コミケとタブレットと94。
[小説]
さて、コミケですが、当選しました。
ぶっちゃけこの週末に発表とか思ってなくって。
感覚的に二週間くらい前に夏休み終わったくらいだったので。
で、その間なろうの連載書いたり賞向けの小説書いたりしていたらこの季節になっていたわけで。
今、何も考えていませんが、とりあえず宿の予約だけはしました。
これからいろいろ考えます、早急に。
で、タブレット環境ですが、とりあえずタブレットで動画を見るために便利なアベマのプレミアムに入りました。
これでいつでも好きなアニメが見れます。
特に五分枠十分枠のアニメを大量にオンデマンドしてちょっとした空きに見ながら作業してます。
となると、外で見るときの対応をしようと思い。
・イヤホンを買いました
外で見るときのためのイヤホンです。
当然見た目重視です。
私はSHUREイヤホンをSHUREがけするので、SHUREしかないなと思ってましたが、そこまで高くなくていいので、探したらSHUREがけ出来る安いイヤホンがありました。
見た目が良かったのでそれにしました。
・ギガ倍プラン
世の中、スーパーギガプランが流行していますが、ワイモバイルでも、500円でギガを倍にするプランが出来たので契約しました、来月から。
私は片言の人の契約で3GBだったのですが、これが6GBになります。
でも、よく考えたら、私が楽天モバイルと契約したのは、いつもワイモバの通信量が5GBを超えて、500MBで500円課金していたので、あれ、この値段なら別で楽天モバイル契約した方が安くね? と思ったからですが。
あれ? 6GBあったらそれでよくね? ってなりましたが、あれ、動画見るから増やすんだっけ、ってなった。
ただ、主に動画を見るのは、タブレットの方で、タブレットは5GB契約で、毎月5GBまで繰り越し出来て、毎月ほぼ繰り越されます。
本当にこんなにいるのかなと。
まあ、動画見るなら11GBくらいいるかな。
とりあえず、金が金を呼んだ感じですね。
さて、91はとっくに完成して90とともにHJに送りました。
次は94になります。
ちなみに92は
ノクターン連載
、93は
なろう連載
です。
94は簡単に言いますと、癖の強い女神三人を連れて魔王をフルボッコにした後、封印ししようとして魔王、という元女神に命乞いされたのでどうしようかという話になった時、いきなり封印が始まり、逃げる間もなく全員が封印されてしまった、という話です。
封印は本人以外が解除することが難しく、封印した本人を見つけ出さないと少なくとも寿命がある人間の勇者と、空間内にいてもいじめられるだけの魔王は外に出たいと色々封印した女神を探る話です。
「みんなーっ! 今日はリーフィーのために集まってくれてありがとー!」
おそらくアーシェにに作ってもらったであろう舞台に立つリーフィー。
そして、大勢の観客。
そして、そこの混じらされている俺とフレイナ。
俺ら以外の観客たちはみんな俺よりは頭一つ分背が低く、まあ、女の子としては一般的な身長のフレイラよりも更に一回り小さい集団。
全員が銀髪ツインテールという不思議な観客たち。
うん、これ、全員リーフィーの残像だ。
こいつ呆れるほどの高速を利用して、自分でアイドルの観客までやりやがってる。
「今日の一曲目は、みんな大好きな、あの曲だよ? じゃ、行くよー!?」
「……のう、これ、聞かねばならんのか?」
隣の退屈そうなフレイラに聞かれる。
「まあ、聞いた方があいつの機嫌もよくなるし話しやすくなるだろ? それに」
「……それに?」
「……いや、とにかく聞いてからにしよう」
俺とフレイラは、封印を解くべく誰が封印したのかを一人一人探っていこうとして、とりあえず一番可能性が低く、また、本人なら一番説得しやすそうなリーフィーから攻めることにした。
リーフィーは何を考えているかさっぱり分からないところはあるが、その行動原理は意外と単純だからな。
まあ、そのためにはちゃんとリーフィーの舞台を見てあげる必要があるだろう。
何より、俺は──。
リーフィーの歌が始まる。
そして、手足を伸ばし、跳ねるように踊る。
時には陽気(コミカリー)に。
時には憂い気(ブルーディー)に。
時には妖艶(セクシー)に。
あのやかましく、ガキ臭いリーフィーが、歌と踊りで、無限の魅力を表現する。
俺は、この、時にはイライラする、何考えてるのか分からない、自由奔放なクソガキの歌と踊りが、大好きなのだ。
旅を始めたばかりのちょっとしたおふざけの場で見たリーフィーの歌と踊りに、悔しいが涙が出てしまった。
それ以来リーフィーには熱狂的なファン扱いされている。
流石に、熱狂的ファンと言われると否定したくはなるが、じっと見ていたくなるような、聴いていたくなるような、そんなこんな神の歌声と神の舞い。
俺は、これが、好きだ。
周囲の熱狂するリーフィーたちとは違い、ただ静かに見ている。
妖艶な魅力すら感じるこのリーフィーの踊りを目で追っていた。
恐らく何千年も見せられてとっくに飽きてるフレイナが、退屈そうにため息を吐く。
「ありがとー! みんな大好きー!」
数曲歌って飽きたのか、終わりっぽい雰囲気になる。
俺は残念な気持ちとやっと話が出来るという気持ちが葛藤しているが、隣のフレイナはやっと終わった、というだけだ。
「今日はリーフィーのお友達が来てくれたよー☆」
「……ふぇ?」
「次の曲は、まおーが歌ってくれるよー? どーぞー!」
いきなり振られ、大観衆(全員リーフィー)の中、歌わざるを得ない状況にさせられたフレイナ。
まあ、舞台って退屈そうに見てる人ってのは参加させられたりするもんだが、この女神さまはそこまで再現するのか。
「わらわのゆーめはー、わらわのしあわーせー」
たどたどしく歌い出したフレイナは、元とはいえ女神とは思えないほど自己中な夢の歌詞だった。
『ブー! ブー! ブー!』
下手だからなのか、歌詞が悪かったのか、リーフィーたちが一斉にブーイングを始めた。
「な、何なのじゃこれはぁぁぁぁぁっ!」
半泣きと号泣の間のような、まあ普通の泣きに入ったフレイナ。
まあ、アーシェやオミランのいじめに比べたら軽いと思うべきなのか?
「やっはろー☆ リーフィーのギグ、見てくれた?」
「うん、まあ見たけど……」
ギグて。
「どうしてわらわを参加させたのじゃぁぁぁぁぁ!」
結構傷ついたのか、まだ泣いているフレイラが責める。
「だってー! まおーつまらなそうだったしー。リーフィーのギグでつまらない子は一人もいちゃ駄目だからねー☆」
そう言ってフレイラに抱き着くリーフィー。
「離すのじゃ! 汗くさいのじゃ!」
リーフィーがフレイナに抱き着き、フレイナが怒るが、振り払う様子はない。
ま、フレイナもこれからリーフィーを説得するってことが分かってるんだろうな。
せっかくの上機嫌を損ねないように、自然に話を持っていくように──。
「ところでリーフィー、わらわたちは一刻も早くここを出たいのじゃが、協力してくれんかの?」
直球! しかも剛速球!
「えー、でも、アーシェかおっちんちんに怒られるしー」
「そこを何とかお願いしたいのじゃ!」
「リーフィー、ドブの臭いの料理出されたくないしー」
「あれはわらわだけじゃ! わらわだけいじめられているのじゃ!」
思い出したのか半泣きになるフレイナ。
「えーでもーリーフィーにメリットないしー☆」
「おーねーがーいーすーるーのーじゃー!」
駄々をこねるように頼むフレイラ。
あ、これは駄目だな。
「なあ、リーフィー」
だから、俺が代わることにした。
「おー、ソーシェん! リーフィーも愛してるよー☆」
そう言って、今度は俺に抱き着いて俺の頬に頬をくっつける。
「離れろって! 話が出来ないだろ!」
確かに汗くさいけど、少なくとも俺にはいやな匂いじゃないからまた困る。
何だろう、女の子の匂いを少し強くしただけだからな。
更に俺に密着して、俺がリーフィーを好きなことは前提に「私も」愛してる、とか言い出される。
いや、大切な仲間だし可愛い子だし、好きなんだけどさ、愛まで言われると困るというか。
一万何年生きてるかもしれないけど、俺からすると年下の女の子でしかないから、一人の女の子としてそう思ってしまうからな。
「で、何、なに〜?」
顔のすぐそばで言われるのは、困るが、このまま話を続けるしかなさそうだ。
「あのな、封印解かないと、一万年間、そのファンとやらに会えなくなるんだぞ? ていうか、人間なら全員死んでるからな?」
「ほえ?」
よく分かってないのか、リーフィーは首を三十度くらい傾ける。
「だからさ、お前、今、ファンと隔離されてるんだぞ? 後一万年、ファンと会えないんだぞ?」
「ソーシェんがいるのに?」
「あー、分かった、俺はファンでいい。だが、俺以外のファンに会えなくなるんだぞ?」
「んー……」
リーフィーは俺の頬にほおずりしたり、鼻にキスしたりやりたい放題やってるが、考えてはいるようだ。
「あーーーーっ!」
「うるさいって……!」
リーフィーのよく通る声が耳元で叫ぶから俺は結構脳に直接振動したような気になる。
「駄目じゃん、駄目じゃん! そんなの嫌だよ! リーフィーはみんなのリーフィーなんだから!」
「だか、ら、落ち、着け、って!」
俺はなんだか抱きしめられて振り回されてる。
結構高速で!
「封印の外に出たいっ! 出して?」
「いや、だからさ、封印した奴を探さないと──」
「まおーだ! まおーに決まってる! まおー出して!」
「違うのじゃ! わらわも閉じ込められているのじゃ!」
「うっそだー! まおーは信じられない! 理由はまおーだから!」
「魔王じゃないのじゃぁぁぁぁっ!」
またなんかフレイナが遊ばれてる。
泣きながらどこかに走って行ってしまった。
「とにかくさ、リーフィーが封印してないんだよな?」
「リーフィーがそんなことするわけないじゃん! もー! そんな口はふさいじゃむむー!」
「むぐぅぅぅぅっ!?」
リーフィーは何の前触れもなく、俺にキスしやがった!
しかも俺の口内で下を暴れさせてやがるし。
なんか、妙に柑橘系の味がするし……!
「ひゃっはー☆ キスしちゃったー! やっひー♪」
そして何の余韻も残さず、そのまままた踊り跳ねながらどこかに行ってしまった。
「……何なんだよ、一体」
俺は口をなぞりながらつぶやく。
最終更新 2016/10/29 23:41:47
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