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2016年7月17日の日記 
最近のラノベ業界について考えたこと [小説]
 えー、Twitterに書いたのでここに書くことがあります。
 事の起こりは、私が最近Twitterでよく「ここ最近、どのレーベルの新人の誰もブレイクしていない」「売上上位を占めているのは三年以上前から有名だった作家の人かなろう出身作家しかいない」などと言って、不安を煽って投稿者の意欲を減衰させていると言われたことが始まりです。
 もちろん私にそんな意図はなく、そもそも自分の発言に影響があるとは思っていないので、そんな目的も考えたことがありません。
 じゃあなんでそういう話をいきなり始めたのかと言えば、私も最近知ったからです。
 まあ、そういう話を最初から整理してしたいと思います。
 私は五年以上前からライトノベルの賞に作品を送るようになりました。
 それでこれまで本当のところ、面白ければ受賞できるだろう、とだけ考えてずっと面白いと思う作品を書いて投稿していたわけです。
 ただ、自分では頑張っているつもりでしたが、プロの人は流行を分析し売れている本を研究し、新しい表現方法を勉強しているということを知ったわけです。
 自分よりも先行している人間が自分以上に努力をしている以上、私はそれ以上に努力する必要があると、とりあえず、各レーベルの受賞傾向を分析し始めました。
 それが今年の初めですが。
 幸い私は全レーベルから評価シートをもらっていますし、受賞コメントなどの褒めどころも参考にして、それぞれのレーベルの重視している部分(構成、文章力、キャラなど)、受賞傾向の大きいジャンルなどを分析しました。
 それで自分に合うレーベルを抽出し、そこに向けて書こうと思ったのですが。
 よく考えたら、前回そのジャンルその傾向で受賞させたからと言って、次もさせるとも限らないわけです。
 その一作あるからもういらない、という場合もありますし、その一作出してみて失敗したからもういらない、という場合もあります。
 ただ、それで成功したからもう少し同じものが欲しい、という可能性もありましたので、それらの売り上げを調べてみたわけですが。
 売り上げ上位に新人さんはないのですが、数年間調べてもほとんど結果を出せてないんですよね。
 重版かかることも稀で、一シリーズしか出せていない人ばかり。
 それ以前から有名だった人、アニメ化した人以外で有名になっている人は賞出身者ではなく、なろうをはじめとするWeb出身者ばかりでした。
 ということは、受賞したとしても売れないのではないか、ということですね。
 これはまあ、仕方がないことなんですよ。
 大抵の創作は独自にディティールまで構築されているわけではなく、人気創作物の二次創作なのです。
 学園ものが爆発的に売れていた時代は、みんなが超人気の学園ものを読んだ、最新刊まで読んでしまった、続きを読みたい、同じようなものを読みたい、と思って同じようなジャンルの作品に手を出したわけです。
 ですがこれは、学園ものというほぼ固定された舞台設定の上にあるから成り立つわけです。
 今、そういうものがあるか? と言えばあるのですが。
 それがいわゆる「小説家になろう」で人気のジャンルですが。
 これはきっちりメソッドがあって、それ通りに書けば人気は出るようです。
 じゃあ、そのジャンルで書けばいいのではないか、と思うでしょうけど、なろうに人気小説はあるわけです。
 同じジャンルを金出して買うでしょうか?
 そうなると、なろうで面白かった、あれが書籍化するらしい、じゃあ買おう、もしくは、なろうで大人気の小説が今度書籍化するらしい、じゃあ買おう、になるわけです。
 そういうことが分かってきた、という話ですね。

 91ですが、書いてはいますが、先週一週間はなろうで新連載始めてそれにかかりきりでした。
 ですから全く進んでませんね。


最終更新 2016/07/17 13:15:18




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