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2016年6月19日の日記
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パソコンの無駄使いと91。
[小説]
さて、パソコンを買ったのですが、そうなるとどうしても無駄遣いをしてしまいます。
いや、必要なら仕方がないのですが、明らかな無駄使いです。
■内臓HDD
このパソコンは標準でHDDは1TBついています。
それを設定した日に500GBに分割してCとDにしたのですが。
これだけあれば十分なんですよね。
別にテレビチューナをつけるわけでもなく、創作物なんて全部合わせて13GB弱ですし。
で、去年買ったパソコンでも同じことして、2TB買いましたが、一年経過しての使用状況ですが。
・Cドライブ:142GB使用
・Dドライブ:1GB未満使用
・Eドライブ(追加):30GB使用
でも、買います。3TBにアップです。
■DVI-HDMI変換アダプタ
これは無駄じゃないだろうと思うかもしれませんが。
今どきのパソコンでDVIついてないのはないですし、一応ビデオはGeForce730積んでますから、DVIもHDMIも両方いけます。
ただ、現在、モニタ二台余っててまあ、元サブメインんとメインのですが、LEDのですが両方DVIとRS232Cなのです。
この二つをデュアルモニタにしたい、というのがあるんですが。
でも今、既にデュアルモニタになってるんですよね、一方をRS232Cでつないで。
が、やっぱり両方ともHDで見たいということでRS232Cではなく、一方をHDMIに変換するわけです。
■外付けBlurayドライブ
どうして外付けなのかと言いますと、このパソコン、DVDはついているのですが、なんかデザインの関係で交換が難しそうですし、追加するドライブもないからですが。
そこまでしなくても、Bluray見られるパソコンはもうあるんですよね。
いつ見るのか分からないのですが、どうしてもベッド側で見たいのでしょう。
ちなみに去年買ったのは、スピーカー付きモニタと安いモニタのデュアルで、後で買った内臓Blurayなのですが、安い方がRS232Cなので、こちらではBluray見られません。
だから上の変換を買おうと思っているのですが。
まあ、こっちで完全に再生機能あるのに別で買いたいわけです。
しかもがっつりAC電源のデスクトップ用の奴です。
■Bluray再生・書きこみソフト
最近の安いのは、ドライブ買ってもソフトがバンドルしていないこともありますが、今買おうとしているのはついています。
ついているのに更にいいソフトをということで買います。
一応バンドルソフトのアップグレードを買います。
■サウンドカード
最近のデフォルトサウンドはそれなりにいいのが入っています。
それに、今時5.1chとかでなく、3.1chで十分ですし、耳がいいわけでもないので3.1chスピーカがあるのでそれでいいのですが。
なんとなく。
さて、91ですが、ちょっとプロットと違う方向に行きそうなので、もう一度見直しています。
まあ大きな問題でもないので、一通り見直してまた続けますが。
「……それに、どの世界でも、神様は気まぐれですよ」
「アヤカ?」
愁いを含んだ表情が、妙に人を不安げにさせるアヤカ。
「あ、すみません、変なこと言って」
アヤカが忘れてください、とばかりに微笑む。
「残り時間が少ないからちょっとおかしくなってるのかも知れませんね……」
笑って言っているけど、自分でも戸惑っているところを見ると、今日になって初めて芽生えた感情なんだろう。
一年たったら消滅する、そんなことを言い渡されて、その意味を理解していてもどこか現実味がなかったんだと思う。
それは、アヤカが暢気だからとか、楽天的だからとかそんな話ではなく、例えば日本にいたころに誰もが突然に死ぬなんて思っていなかったように、目の前でその現実を見せられない限り、人はその事実を記憶の隅に置いてしまう生き物なんだと思う。
だけど、キョウナさんの消滅でそれ現実味を帯び始め、こんなことを考えたのだろう。
俺なんて自分自身はまだ一年先のことだけど、目の前でキョウナさんが消えたショックってのは結構ある。
どうしてもそれを引きずってる。
一年後には逃げられない現実が待っている。
アヤカはそれがあと一月後だ。
だけど、まだ諦める時じゃない。
「もう少し頑張れば何とかなるんじゃないかな? アヤカのポイントってそんな数字だと思うんだけどさ」
何しろグリズリー倒しただけでポイントが十アップするのだ。
二回倒せば二十ポイントだ。
まあ、この子が熊類を倒せるとは思いにくいけど、これから本気で貢献すれば何とかなるんじゃないかと思う。
「もう少し頑張るっていうのが、私には出来なくて……」
「頑張ろうって。大丈夫だからさ!」
「でも、貢献って結構大変なんですよ……ほとんどの貢献は他の皆さんがやられてますし、私は僧侶職をお勉強してヒールを覚えましたけど、原住民の方はほとんどお怪我しませんし、毒にもかかりません。ほとんど移民の方にしか使ってないので、ポイントは貯まりませんし……」
そうか、これ、移民に貢献しても意味ないんだ。
となると三千人がとっかえひっかえで貢献しようしようと血眼になっていたら、アヤカなんかは人を押しのけてまで貢献出来ないよな。
うーん、何とかしてやりたいけど、どうすればいいだろう。
「いいんです、もう。私はこの一年、幸せに不自由なく暮らせましたから」
「そんなこと、言うなよ」
目の前で仲間が消えるのは、本当にショックだ。
キョウナさんが消えた今、俺の唯一の仲間はアヤカしかいない。
このまま一月後にいなくなってしまうのも嫌だし、この一月間、俺は諦めたこの子にどう接すればいいのかもわからない。
やっぱり俺は、キョウナさんが消えたことにショックを受けている。
「私、実は前世では、夢があったんです」
「それは、どんな夢か聞いていいかな?」
「それはですね、中学生になること、でした」
「……え?」
アヤカはさっき十六歳と言ったし、見た目もそんなものだ。
その年なら中学生は卒業しているだろう。
たとえ、どれだけ頭が悪かったとしても、義務教育だから、小学校で留年はありえないはずだ。
確かちょっと前に大阪で首長の方針で留年させようとしたことがニュースになったくらいに──。
「あ……」
「気づきました? これ、この世界ではキョウナさんにしか言ってなかったんですけど。私はとても病弱で、学校もほとんど休んで行けなかったんです」
義務教育に留年はほぼない日本で、「中学生になりたい」と願った十六、いや十五歳の女の子。
アヤカは形式上で言えば、中学生として三年過ごしていたのだろう。
だけど、それをもってして「中学校を卒業した」というのは、逆にあまりにも無責任過ぎるだろう。
アヤカ自身、中学生だったことはないと思っている。
「重い話をしてごめんなさい。そんな私の十五年に比べたら、ここでの一年は本当に楽しかったです。キョウナさんがいてくれて、私のポイント稼ぎも手伝ってくれて。私が僧侶を選んだのも、私をここで生かせてくれた女神さまに感謝をするためです。ですから、もういいんです」
微笑むアヤカ。
おそらくここに来ての一年は、本当に幸せだったんだろう、それは多分間違いじゃない。
だけど、この一年でもう十分っていうのは、多分嘘だ。
現実を知って、諦めただけだ。
だから、だから俺は──。
「……それでも、もう少し、頑張ってみないか?」
この子の人生に対して、受け入れようとしている運命に対して、俺は、そんな無責任なことを口にした。
「俺も一緒に考えるからさ、もう少し頑張ってみようよ!」
「で、でも……」
「最終的に諦めるのは仕方がないけどさ、まだいけるかも知れないだろ? 頑張ってみようよ!」
俺は、こんな奴じゃない。
人に熱く、そして強く何かを勧めるような奴じゃなかった。
だけど、俺はこの子をこのまま放っておくわけにはいかない、という義務感に満ち溢れていた。
これは何だろう?
「……うん、じゃあ、頑張ってみようかな……」
少し照れくさげに、アヤカがそう言った。
「よし! じゃあ、一緒に考えよう!」
「はいっ!」
そして、俺はアヤカの生存競争を手伝うことに決めた。
最終更新 2016/06/19 22:26:48
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