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2017年3月11日の日記 
鍋と97。 [小説]
 一月以上更新しませんでしたが、書くこともありませんでした。
 そして、今回も特に書くことはありません。
 漫画とアニメを見て、仕事して、小説を書いてるだけの日々です。
 ああ、休日の朝食がお好み焼きをやめて夏くらいから焼きそばとかにして、更に最近は鍋になりました。
 ええ、鍋。
 朝から鍋。
 鍋スープと肉と白菜、キノコ類とか買ってきて煮込むという簡単な料理です。
 何でこうなったかと言いますと、春ごろに薬の副作用で胃がもたれやすくなって、お好み焼きをやめて焼きそばにして、更に普通の味噌煮込みうどんにしてたんですが、1月の雪が降った後くらいにもっと暖まるのがいい、と思って鍋にしてみたのですが。
 価格的に大して変わらなかったので、そのまま鍋になったのですが。
 そろそろ鍋の季節終わりですね。
 今後どうしようか考えているところです。


 さて、今は97を書いています。
 世界観はハイファンタジーに近いですが、完全な剣と魔法の世界でもない感じのふわっとした世界です。
 主人公は世界規模の金融会社の社員で、独自の私兵も諜報機関も保有している組織の話です。


『え? 侵入してきたの? 周辺調査じゃなくて?』
「え? 潜入前に調査がいるんですか?」
 お互いの言っていることに齟齬があることに気づいたのはリーナだけだった。
『いや、そうじゃなくってね……ま、いいや』
 リーナは説明を諦めた。
 ラクシルの事務所に報告に戻ってきたメイフィは、意味も分からないまま首をひねる。
 メイフィに与えられた任務は、とある国の貴族の持ち物である魔道研究所の調査だ。
 研究所に資金を融資している社は、そこで開発されている、魔道具の進捗を知りたいので探ってくるよう命じられたのだ。
 ラクシルの通常の任務では、とりあえず研究所の周辺を歩いて、所員が行きそうな酒場や食堂を探り、話を聞いたり、直接話してみたりすることなのだ。
 メイフィは可愛いし、まだ成熟した女性とは言えない年頃なので、所員の一部は気を引きたくて「どうせ分からないだろう」と話をして、「難しい話だけれどとにかくすごい」と言われたがる者もいるのだ。
 そういう意味で、彼女はぴったりだろう、と行かせたのだ。
 だがそれを、メイフィは研究所に侵入して直接書類を探って来い、という指令だと思い、侵入して、情報を得て来たのだ。
『誰にも見られなかったんだよね?』
「もちろんそんなへまはしません!」
 自信たっぷりで応えるメイファ。
『へえ、情報の精度は高いよね。何が欲しいのか分かって持ってきたみたいだね?』
「そ、そうですか? よかった、ちゃんと仕事出来て」
 ほっと胸を撫でおろすメイフィ。
 彼女はリュークスでは戦力にならないと評価されたと思っているので、ここで評価されないと行き場がないと思い込んでおり、必死に頑張ったのだ。
『ヴェルムさんもよくこんな子を見つけて来たよね』
「え……?」
『彼の人を見る目だけはボクも信頼してるからね』
 自分は、彼に「見つけて」来られたことになっている?
 いや、そんなわけはない、彼がしたことは自分にこの会社を受けろと言った事だけで、彼は何の手助けもしてくれなかった。
 誘っておいて無責任な奴だ、とその時は思ったものだ。
 家族全員を失った自分が、こうして生活を続けられているという事は、まあ、その点に関してだけは感謝してもいいが、別に自分は彼にスカウトされたわけではない。
 ヴェルムの悪口はリュークスで散々聞いた。
 あいつは、成績と手柄のことしか考えていない、感情のない自動操人形(オートマトン)だ。
 あいつが女に言い寄っているところを見たことがない、部長が好きな男色じゃねえか?
 など、そのほとんどは根も葉もない中傷を、シャムレナを中心とした荒くれ者の冗談として言っていることはメイフィも理解している。
 が、そこまで嫌われている彼が、では大物であるかと言われれば、それは否定するしかない。
「わ、私は別にヴェルムさんに見つけられたわけではないです……」
 何となく、自分が彼の手柄になっていることが嫌だと思ったメイフィは、そう反論した。
『え? そうなの?』
「はい、確かに誘われましたけど、それは私に行く当てがなかったから、話のついでに選択肢の一つとして言われただけですし」
 確かに誘われたのは事実だ。
 だが、自分が頑張れば彼の出世になる、という構図が気に入らない。
 いや、もしも彼が本当に自分を誘って、入社も融通してくれたというならまあ、構わないところではあるが。
 実際に志願して、採用されたのは自分の功績だ、それ以外の何者でもない。
『でも、彼、部長に私が責任をもって育てます、とか言って掛け合ったって聞いてるよ』
「え……?」
 そんなことは初耳だ。
 そもそも、態度ではなかった。
 最初に入らないかと聞いた時も、誘われたのかと思っていたら、「自分の実力で入れ」と言われたはずだ。
 少なくともそれに近いことを言われている。
 そして、入社して会った時も「本当に入社したのか」のようなことを言われているし、少なくともそんな態度だったと思う。
「そんなことは、ないと思います、けど……」
 メイフィも言う程ヴェルム本人を知っているわけではない。
 だが、その少ない印象でいいと思ったことはないし、リュークスでの話を聞く限り、悪い印象しか受けない。
 まあ、その中から必死に頑張っていいところを挙げるとするなら、頭が切れる事、仕事に、いや、仕事以外でも真面目であること、上の命令は逆らわないこと、くらいだろうか。
 少なくとも情で動くことは絶対にないと言い切れる。
 あの時のメイフィは、おそらく誰からも同情を買える状況にあったが、彼だけは同情などしなかった唯の一人と言い切れる。
『でも、ボクが聞いたのは部長だよ? 新人を寄こすってヴェルムさんが言ってたから、どんな子かなって、とりあえず教えてくれそうな人に聞いて回ったんだ』
「え? リーナさんが直接ですか?」
『……驚くところそこなのかな? ボクだって聞きに行くことはあるよ。部長室の壁には通気用の穴があってね』
 どうやら正面から部屋に入って聞いて来たわけではないようだ。
 とは言え、直接聞いて来たことには変わりはない。
 つまり、ヴェルムが部長に掛け合ったというのは本当だろう。
 彼が感情で動くことはない、とするなら、自分の中に才能があって、それに気づいてくれたという事だろう。
「ヴェルム次長って、どういう人なんですか?」
 そう考えると、なんだかそれだけで、肯定的に見たいと思ってしまうのが人間だろう。
 少なくともシャムレナよりは仲がいいリーナに、ヴェルムについて訊いてみたくなった。
『彼は鬼畜メガネだと思われているみたいだね、だけどそうじゃないんだ』
 そもそも、メイフィは彼が眼鏡をしているところを見たことがない。
『彼は、総受けだよ』
「総受け」
 総受けって何だろう?
 性格の事だろうか?
『彼は全ての男性から凌辱されるんだ。目いっぱい屈辱的に、尊厳も与えられず』
 彼女は何を言っているんだろう?
『そして、最後にはプライドをかなぐり捨てて、ただ快楽に墜ちるんだよ』
「は、はあ……えっと?」
『ボクの創作ではいつもそうなってるんだ』
 何となく、分かっていたが、愉しそうに語るので、止めるに止められなかった。
 だが、メイフィが聞きたいのはそんな想像、いや、妄想の話ではない。
「あの、そうじゃなくって、本当のヴェルムさんの事ですけど」
『本当の? いや、これもボクの中では本当(リアル)なんだけどね』
「はい、分かりました。そうですね、ヴェルムさんは総受けなんでしょう。その上で、お聞きしたいのですが、彼はどんな人となりなんでしょう?」
 諦めたメイフィは一旦それを受け入れてから受け流して、再度聞いた。
『うーん、まあ、真面目?』
「まあ、そうですよね?」
 それは、メイフィにも分かる。
 彼は真面目だ、あまりにも真面目だ。
 だから、別に自分を不真面目とも思ってもいなかった周囲が自分を顧みて不真面目だと思えてしまうこともある。
『真面目過ぎて隙がない。仕事は出来るけれど、信頼できない部下には仕事をさせない。だから、全部一人でやってしまう』
「確かに、仕事以外の事を考えてなさそうな気がしますね」
『人を変えようとしないんだ。人を変えるより自分が変わった方がコストがかからないって思ってるから』
 彼の一番の特徴であり、長所であり短所でもあるのは、その、全てを「コスト」で判断するところだ。
 給料を貰っている者として、自分の仕事も会社から見ればコストであり、同じ結果を最短の時間で行うよう考えることは望ましい姿勢ではある。
 だが、彼はそれを徹底し過ぎているのだ。
 彼のコスト管理には、人心は介在しない。
 心があると仮定するなら、彼が傷ついても、他の誰かが傷ついても、それがコストカットにつながるなら、迷わずそれを選択するのだ。
 おそらくリーナもシャムレナも、その被害を受けているだろう。
 シャムレナがヴェルムの業務指示で動かない理由を「余計なコストがかかるから」と口にするのも、彼への皮肉だ。
 自分や他人の感情には一切配慮せず、冷徹にコストカットだけを考える。
 だから、言われるのだ。
 「彼には感情がない」と。
『でもね、そんな彼だからこそ、間違いがないって信頼されてるし、ボクもそこは信頼してるんだ。そんな彼がメイフィちゃんはものになるって判断したんでしょ? それって凄いことだと思うけどな』
「そうなんですかね? でも、そんなこと一言も言ってくれてないですけど」
『それはみんな同じさ。ボクだって多分信頼されてるけど、褒められたことなんてないよ。前にちゃんとやったんだから誉めてって言ったらさ、給料もらってやる仕事は、ちゃんとやるのが当然だ。ちゃんと出来なかったら責任を取れ、なんて言うんだよ? そりゃそうなんだけどさ、そこは職場を円滑に動かすためにありがとうの一言くらいあってもいいんじゃないって思うんだ』
 確かに、コストを言うのであれば、ありがとうの一言などただなのだから、それを言うだけで仕事がうまく行くのならそうすべきだろう。
 だが、彼は無駄だと思うことは一切しないのだ。
 挨拶はコストもかからないが、することにも何のメリットもない、だからしない。
 本当に徹底しているのだ。
 だが、その彼に自分が採用されたというのも、どうやら事実らしい。
 自分はそれに見合うだけの活躍が出来るだろうか?
「……まあ、期待されていることだけは分かりました。どの部署になるかはまだ分かりませんが頑張りたいと思います」
「うん、頑張ってね。ボクもいい評価を伝えておくよ」
 顔は見せてくれないが、この前見た時には歳が近いと感じたリーナ。
 彼女が上司ならうまくやって行けるかもしれない。
 リュークスで拒否された以上、ここで頑張って行きたい。
 そう誓う、メイフィだった。



最終更新 2017/03/11 23:00:03



トラックバック: http://d-maki.jp/tback/tback.php/2017/03/11


2017年2月5日の日記 
スマホとタブレットの履歴。 [コンピュータ]
 本末転倒でままならないな、ということを言おうとすると、いちいち最初から言わなければならず、とりあえず何度も書いていますが最初から書きます。
 三年以上前になりますが、NEXUS5というスマホを買いました。
 Googleが発売したばかりのスマホでしたが。
 スマホを買った時、あ、これで執筆できるよな、と思ったわけです。
 で、キーボードを買ってそれでカッフェに行って書くようになったのですが。
 しばらくして、やっぱりもう少し大きいもので、慣れ親しんだWindowsがいいな、と思い始めて、Windowsタブレットを買いました。
 で、SIMなしなので、スマホでデザリングしていましたが。
 それで結構長いこと執筆していたのですが。
 ある時、そのタブレットが壊れたですよね。
 で、執筆出来なくなったので、慌てて安いタブレットを買ったんですよね、1万を切るAndroidの。
 それで執筆をしつつ、Windowsタブレットは三万払って修理に出しました。
 帰ってくるまでそれを使っていたんですが、Windowsタブレットが戻ってきたら、もう必要ないんですよね。
 ですが、せっかく買ったので何かに使おうと考えたのが、電子図書専用タブレットにしよう、という事になりました。
 そこからKOBOで本を買い始め、今では数百冊を持っているのですが。
 その後NEXUS5を買って二年ほどした時、NEXUS5Xが発売されました。
 それで買い替えに行ったのですが。
 その時の契約したワイモバイルお受付が一人しかおらず、片言の人でした。
 で、私のそれまでの契約が1GBでした、とか明かな嘘を言ったのですが、それでは困ると3GBの契約をしました。
 したのはいいのですが、それまでの契約から明らかに容量が下がったのですよね。
 それではデザリングが持ちません。
 毎月容量追加するくらいなら5GBで契約し直した方がいいかな、と思っていたのですが、5GBに上げる差分より、楽天モバイルと契約した方がいいと思い、楽天モバイルと契約しました。
 幸い、私には前まで使っていたNEXUS5がありますので、それにSIMを入れてデザリング専用にしました。
 バッテリーがへたっていたので、それだけハンド交換しましたが。
 それでその時は、スマホのNEXUS5XとNEXUS5、電子図書用のAndroidタブレット、執筆用のWindowsタブレットという、結構大量に持ち歩いていました。
 これで5Xの3GBと5の5GBでやって行きましたが。
 そのうち、電子図書用のタブレットの調子が悪くなり始めたのです。
 まあ、元々臨時で買ったものですからなくなってもいい、はずだったのですが、その時でもう電子図書数百冊買っていたので、新しくタブレットを買おうかと。
 で、この新タブレットにSIM入れれれば、持ちあるく物が一つ減るんじゃないかな、と思いまして、SIMフリーのタブレットとしてZEN PAD8を買いました。
 まあ、スペック的には全てがNEXUS5Xに劣りますが、それでも1万弱で買った前のタブレットに比べると格段に良く、動画もきちんと再生されます。
 で、動画が再生されるなら、ということで、それまで見てもいなかったabemaTVを見るようになりました。
 SIMの入ったタブレットでabemaTVを見るとなると、そりゃあ出先で見たいということになるのですよね、容量5GBもありますし、デザリングだけでは毎月かなり余ってましたし。
 で、見てたわけですけど、楽天モバイルは回線がDOCOMOなのですが、私の地域で質のいい回線ではないようで、結構見れたものではないくらい不便だったのですよ。
 そんな時、ワイモバイルの方のオプションで500円で容量が倍になるプランが始まったので申し込んだんです。
 これが倍になるというか、3GBを超えての容量追加500MBが、6回まで無料というプランなので申し込みが面倒なのですが、とにかく6GBにはなったのですが。
 で、タブレットからスマホをデザリングしてみるとちゃんと見れました。
 というわけで、普通のデザリングは楽天モバイルを使って、動画はワイモバイルでデザリングて見ているんですよ。
 つまり、

・Windowsパソコン:Androidタブレットのデザリングを使う
・Androidタブレット:スマホのデザリングを使う
・スマホ:自分の回線か、時にはAndroidタブレットのデザリングを使う

 となるのですが、6GBあるならスマホの回線だけでいいんじゃないの? ていうことにもなったのですが。
 一年前は、全容量5GBで収まっていたはずですが、今となっては、10GBくらい使ってます。
 増えた分何かに使ってるんですが、それが何かさっぱり分からないという状況です。
 多分スマホの執筆が増えているんだと思います。
 まあ、いつスマホで書いているんだってのは公に言えませんが。

 今週はほぼずっとなろうとノクターンを書いていました。
 それが昨日で終わったので、95の推敲をしていこうと思います。



最終更新 2017/02/05 13:32:40



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2017年1月29日の日記 
風邪と執筆。 [日常]
 大雪の降った二週間前から風邪を引いていましたが、何とか治りました。
 今回は重くもなかったので、早く帰ってきて麻黄湯飲んで寝て治しました。
 仕事ある時には漢方が一番なのですよ。
 ところで私、風邪引いてもほとんどせきが出なかったのですよ。
 これは薬飲んでるからなのか、CPAPのせいなのか分かりませんけど。
 とりあえず風邪は早々に治すに限るのです。

 そんなわけで、木曜日に土曜日の朝食の食材を買いに行ったら、サムゲタンの素というのが売っていました。
 サムゲタンは風邪に効くと聞いたので土曜日はこれにしようと思ったのですが。
 うちでは土日の朝に米飯がないのです、私もだからお好み焼きとか焼きそばを食べていたわけですが。
 サムゲタンは炭水化物成分がないのでどうしようかなあ、と思っていたのですが。
 その場でレシピとか調べて、うどんが合うかラーメンが合うか調べたのですが。
 レシピのジャガイモを入れる、というのがあり、まあ、ジャガイモも炭水化物だな、と思い、ちょうど安かったのでこれにしました。
 それで土曜日の朝、作ったのですが。
 煮込んだのですが。
 ジャガイモの存在感が強すぎて、サムゲタンというよりポトフに近い何かになりました。
 まあ、比較的手軽に出来たので、またやってみようと思います。
 というか、朝食のメニューに飽きているので。


 さて、95の初稿が出来たので、一旦寝かせて推敲をしようかと思います。
 その間になろう連載を書き進めます。
 なろう連載も今は二作連載してますから結構書き進めなきゃならないのですよ。
 頑張ります。


最終更新 2017/01/29 10:18:43



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2017年1月15日の日記 
パソコン破壊と95。 [小説]
 そんなわけで、パソコンがまた一つ壊れました。
 ずっと使っていたテレビパソコンで、5年間24時間つけっぱなしのパソコンだったのでよく持った方だとは思いますが。
 パソコンの追加はしない予定です。
 そんなわけで、一時期は4台あった部屋のデスクトップも2台になりました。
 今回潰れたパソコンで使っていた主要機能はテレビ録画と一部のメール受信でした。
 メール受信は、サーバの方に移し、テレビはとりあえずバックアップの方で送受信して、新しいテレビチューナを去年の6月に買ったデスクトップに入れるのがいいかと思います。
 それで、パソコン減った分、モニタが一つ増えたので、5つあります。
 元々デュアルモニタだったのを、片方トリプルモニタにしました。
 これ、ベッド周りにモニタ三つなんですが。
 ベッドの頭の部分に一つ。右斜め上に一つ、右に一つ。
 頭の部分のが作業用になっています、右のがアニメなど映像を見るようになっています。
 これに斜め上のが加わったのですが、ここを今、ネトゲを持ってきました。
 正直持て余しています。
 斜めのモニタがちょっと遠いので、操作もしにくいのです。
 とりあえずしばらくこれでやってみます。


 95は書いています。
 書いていますが、なんとなくどうかなあ、と思うところがあります。
 まあ、書き続けはしますが。


「テハラ広場の向こうの五軒全部契約したっす!」
「ええっ! じゃ、じゃあ、さっそく運ぼうか。サイズはみんな家庭用でいいんだよね?」
「はいっす!」
「俺は冷蔵庫用意するから、イロハ氷頼めるかな……大丈夫?」
 振り返って指示すると、イロハは明らかに疲れた表情だったので訊いた。
「は、はい……サイズ小を五軒分くらいなら何とか……」
 明らかに赤い潤んだ目で、イロハが答える。
 さすがに連日の受注に疲れたのだろう。
 先月末でコルシェは食堂を辞め、正式に冷蔵庫事業に専念することにした。
 イノシシ狩りもそろそろ仕掛けても引っかからなくなって来ていて、カレンによれば、被害もかなり減っているらしいから、そろそろ撤退の時期かもしれない、ということで、冷蔵庫に専念した。
 これからこれだけで三人の生活をしていかなければならないと思ったコルシェはかなり気合を入れて、新たな受注先を探した。
 店だけではなく、家庭にも浸透させれば受注数がかなり増えると考えた彼は、家庭用の小さな冷蔵庫を作り、小さな氷の小規模な物も始めた。
 こっちはフィシェラがどうしても営業をしたいというので任せたら、ガンガン受注を持ってきた。
 このまま月末になればかなりの利益になる。
 何度計算しても、夢のような収入になるだろう。
 だが、数がいきなり増えれば問題も出て来る。
 さしあたっての問題は、人手が足りないことだ。
 コルシェとイロハが朝起きてからずっと氷を作り続け、フィシェラが配達する。
 フィシェラは小柄ながら、氷の山をに荷車に積んで、かなり高速で走って届けてくれる。
 この量が、もうコルシェとイロハでは捌き切れなくなっていた。
 朝、最後の氷を作ったら、二人はそのまま倒れるように眠ってしまう。
 それで、起きたら配達帰りに営業に行っていたフィシェラから、新たな受注を受けるので、冷蔵庫に氷を入れて運ぶ。
 それが終わったら、新たなストック用の冷蔵庫を作る。
 そして、夕食を食べて倒れるように眠る。
 この部屋で寝てしまっても、必ずサンシェが来て、連れて帰られて、気が付くと部屋にいる。
「氷……出来ました」
 そんな毎日を続けてきたが、これ以上受注が増えると限界かもしれない。
「ああ、じゃあフィシェラ、一緒に行こうか?」
「自分だけで十分っす。おやびんは休んでてくださいっす」
 フィシェラは冷蔵庫の中に氷を入れて、荷車に積む。
「行って来るっす……あっ……と!」
 フィシェラはふらり、とバランスを崩す。
「危ないな。やっぱり俺が行くよ」
「大丈夫っす……運搬と営業は自分に任せるっす……」
 ふらふらになっているにもかかわらず、そのまま荷車を引こうとしている。
「やめておけって。明日もあるんだから、今日はもう休もうな?」
「じゃあ、一緒に行くっす。おやびんも心配っす」
「分かった、そうしような?」
 コルシェもフィシェラもイロハも、もう限界だった。
 このままでは大金を手に入れる前に疲労で倒れてしまうのではないだろうか。
「限界、かなあ……」
 コルシェは荷車を引きながらそうつぶやいた。

「お久しぶりですね、コルシェさま。その後サンシェとはうまくやっていますか?」
 その日、サンシェに頼んでカレンと話をする機会を作ってもらった。
 カレンの本邸の客間に案内されたコルシェは、またもカレンのカジュアルな服装にどきどきしつつも、若干距離を取る。
 またキスを警戒されても話にならないからだ。
「サンシェさんとは、うまくやっていると言いますか、まあ、俺も最近は寝に帰るだけですし……」
「寝に帰る……お忙しいのですね」
「はい、最近では冷蔵庫事業が成功してかなりの仕事がありまして」
「冷蔵庫事業? それは何でしょうか?」
 そう言えばカレンに説明していないことに気づき、コルシェは簡単に事業内容を説明する。
「なるほど、それは素敵なお仕事ですね? 素晴らしいアイディアだと思います」
「冷蔵庫のアイディアはイロハのなんですけどね。それにフィシェラの営業があって何とか成功しそうなんですけど」
「それでも、コルシェさまがおまとめになるお力があってこそだと思います。あと、一度イロハさんともお会いしてみたいですね」
「そう言えば会ったことないんでしたっけ。また連れてきますよ」
「はい、ありがとうございます」
 カレンはいつものように微笑んだままだ。
「それで、お願いと言いますのは、今かなり人手が不足していまして、水を凍らせる魔法が使える人、荷車で配達が出来る人がとりあえず必要なんですよ」
「そうでしたか。後、このまま拡大されるのでしたら、月末に集金される方も必要になりますね?」
「あ、そ、そうですね」
 カレンはそう言うことも勉強しているのだろう、事業に必要な人員を指摘する。
「分かりました。そういう事でしたら、知り合いを当たってみましょう」
「ありがとうございます!」
 コルシェはカレンに頼み込み、人員確保してもらえることになった。


最終更新 2017/01/15 22:58:53



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2016年12月31日の日記 
コミケ日記 [同人イベント]
 そんなわけで、コミケに行って来ました。
 最近年末コミケは苦行に近くなってますが、まあ、頑張りました。
 いつものように箇条書きにしますが、いつもより淡白になると思います。
 だってほぼ同じことの繰り返しなので。

・29日昼に家を出る
・準急で名古屋へ
・新幹線の切符は買ってないので行列に並んで買う
・13時過ぎはみんなN700系のはず
・新幹線ホームで弁当でも買おうと思った
・けど、胃もたれがひどいのでサンドイッチで
・乗車して、三河安城通過までに食べ終わる
・後は執筆
・ノクターン向けに書く
・書き終わったので、なろうむけを今年中にあと6話書かないと
・今回D席取ったので、凄い富士山が綺麗だった
・一応写真は撮ったけど。やっぱり写真と本物は全然違うよね、マジで


・東京に到着し、新橋のホテルに直行
・部屋に到着


・ちゃんと荷物着いてた
・前日の午前に荷物送ろうとしたら「明日の配達は難しい」って言われたのでどうしようかと思ってた
・そして、到着したら各機器の充電


・しばらく色々な準備をしてから、近くのクリエに行く


・なんか、その前にアベマでAB見てたみたいだけどね
・クリエで執筆、なろうの続き
・夕方も更けたので出て、夕食の店を探そう
・いや、その前に、新幹線のチケット買いに行こう
・29日の夜に31日の新幹線のチケットを買いに行ったら、もうほぼ午前中がない
・グリーンも含めて
・残ってるのは8時のと13時の
・8時に乗るとなると、7時半にホテル出ることになり、そうなると逆算してコミケ当日とほぼ変わらない起床になってつらい。
・13時23分のグリーンD席
・Dは富士山窓側
・とりあえずどう時間を潰すかを考えよう
・そのまま夕食の場所を探すために歩く
・混んでなさそうでうまそうな店とか無茶ぶりをして何となく見つけた
・しお丸
・ちなみに写真はない
・私の個人的なラーメン屋のルール(個人でやってる店のみ)
・注文した品が来たら遅滞なく食べ始める
・一番麺がうまい具合の時に出してもらってるから、その瞬間から味が落ちていくため
・だから写真は撮らない
・食べ終わったら、どんぶりは段の上に載せる
・大抵一人二人でやってる店だから、ちょっとした手間をかけさせない
・味? 塩が強い(塩ラーメンだから)けどうまかった
・若干塩が強すぎたかな
・ちなみに塩タンメン食べた
・どうでもいいけど、絶対塩に自信のある店で醤油ラーメンを置くのは、ニーズだろうか
・帰ってアベマ見る
・ちなみに今回、ホテルのテレビを一度もつけなかった
・その後はなろう書きながらだらだらしてたらいつの間にか寝てたので、起き直してもう一度寝た
・起きる
・いつも通りアラームの数分前に
・で、しばらくしてから朝食


・ここは6時から朝食があるからいい
・今日はのんびりできないからすぐに出る
・シャワー浴びて準備
・整髪剤がほとんどない
・何とか残りで使う
・ホテルを出て、ゆりかもめに乗る
・毎年ならコンビニによって飲み物と昼食を買うんだけど
・最近胃もたれがひどくて食欲がない
・ので、コンビニに寄らずドリンクは昨日買って飲まなかったやつを持って行った
・時期が時期なので、次々と来るから乗る
・座れた
・が、スマホでしかも片手だから、なろうを書き進めるのは難しいと思って、既存作品のなろうフォーマット化をする
・これは既にこの日のためにため込んでいたので結構ある
・混んできてもそれなら出来るのでそれで進める
・会場に到着
・今回は西館
・二日目の西館の創作文芸なんて誰も来ねえよ
・そう思っていました
・スペースに到着。
・準備って結構時間かかりますよ、あの狭い場所で一人でやると
・まず最初に、宅送した既刊を取りに行く
・で、次に椅子を下ろす
・下ろしたいけどその上に山のようなチラシが乗っかってるので整理してたたむ
・椅子を下ろしたら、まずテーブルにクロスをかける
・別にクロスって義務じゃないけど。ほぼ大抵のサークルがクロスかけてるね
・クロスなくて、コピー本一冊だったら、ダミー認定されかねないからね
・その後本を出す
・並べるとか後回し
・新刊の状態をチェックする
・新刊の提出用見本誌を作る
・その後並べながら値札を作る
・チラシを出す
・タペストリーの準備
・レイアウトを色々考える
・釣りを数えて同人誌売り上げシステムに登録
・それぞれの本を数えてシステムの登録
・終了時に残分の差分を出して釣銭と合っているかを確認するためのやつ
・他人の代表の第一回目からの売り上げ記録が全て入ってるDB
・Fate本とか完売したけどな、あの頃
・手に取ってもらう用の見本誌を作る
・挿絵部分に折り目をつけて、ぱらぱらめくると、そこで止まるようにする
・だから、大体若干開いてるよね
・そんな感じで設営完了


・直前になってゲートが開く
・その向こうには大量の人が
・あ、西館は大手いるんだっけ
・女性向けだろうけど
・ちなみに隣のホールは企業ブースだった
・開始します
・しばらく来ないだろうと、なろうの執筆
・しばらく来なかった
・なろうの執筆進んだ頃に、止まる人が徐々に出てきた
・「ください」
・「これとこれください」
・今回結構同時売れが多かった
・新刊とプラスアルファ売れていく
・新刊はタペストリーにすると目を惹きやすいので、そこから止まってくれて売れたと思われる
・いつもよりは売れた
・ただ、TS本の時はまた別だった
・あれの同人ジャンルでの需要は物凄いね
・そんなわけで、今回は誰にも挨拶に行かなかったし誰からも挨拶に来なかった
・14時過ぎに宅送荷物を送ろうと準備をする
・いや、女性向けって宅送多いから混むのよ
・新刊の箱に既刊を積める
・見本ともう一冊だけ残して、新刊だけ10冊前後残して箱に入れる
・これが物凄く重い
・年取ったので担いでいくのが無理になった
・けど、今回キャスター持ってくるの忘れた
・しょうがないので旅行鞄(キャスター付き)の上に載せて持っていく
・ものすごい勢いでバランス悪い
・しかも軽いもの上に超重いもの載せてるからかなりきつい
・そのままゆうパック受付へ
・何度もバランスを崩したけど耐えた
・ゆうパック受付を済ませる
・結局筋肉を消耗した
・戻ってから、本も減ったのでモバイルPCからタブレットPC(Windows10)へ移行
・だめだ
・手が震えて高速打ちが出来なくなってる
・しばらくやめたり別のタブレット(Android6)で漫画見たりしてた
・その後また続ける
・そのまま徐々に周囲が消えていく


・なんかしつこく売れる
・新刊多めに残しておいてよかった
・既刊が四冊品切れ
・コミケ終了
・てきぱきと片づける
・今日はなんか物凄く本をくれるサークルさんがあった
・そして、帰る


・ゆりかもめ、思ったより空いてる
・いや、満員だったけど
・いつもなら駅前数十メートルまで行列出来てホーム入場規制かかってるのに
・女性向けの日は、結構最後までいない人が多いから最後までいると逆に人が少ない
・とは言え、電車に早く乗れただけで車内が空いてるわけじゃない
・混雑した車内で立って朝と同じ執筆
・物凄く喉が渇いてたので、コンビニにでも寄ろうかと思ったけど、そう言えば昨日に買い込んだ飲み物が残ったままだったと思ってそのまま帰った
・あ


・そう言えば、昨日の残りはコミケ会場に持って行ったんだった
・我慢する
・さて、そろそろ本番
・17時40分過ぎに新橋駅に向かう


・神名さんと天乃さんが同時くらいに
・いつも思うけど、私、声かけられなかったら絶対気付かないと思う
・あ、天乃さんは服装で気付くかも
・なんかどっかのおっさんが挨拶してきた
・誰?
・ああ、朧豆腐さんか
・とりあえずジョナサンに向かう
・私、いつも奥に押し込められるのでなんで? って思ってたけど、上座だからかよ
・主催者だから最下座が普通なのに
・創作の話とか傾向とか、こういうのまだ大丈夫? とか色々な話
・そう言えば20時ごろにもう一人合流するんですよ
・水城紀柳と言う人
・少し前にジョナサンを出る
・水城さんと新橋で合流
・あれ?
・これ、私の知ってる水城さん(しごきた)と違う
・とりあえず、去年行った飲み屋がいい感じだったのでそこを目指す
・あれ? どこだっけ?
・こっちな気がする
・こっちだったっけ
・ない
・閉ってんじゃね?
・探してもなかったので個室のある居酒屋へ


・あまり創作の話をしなかった
・とりあえずほぼ水城さんが騒いでいた
・神名さんは困ってた
・朧豆腐さんは苦虫をかみ潰したような顔をしていた
・天乃さんは黙ってた
・素数
・そんな感じで終わった
・とりあえず、頑張ろう
・土産をもらった


・今日もいつのまにか寝ていて起きたら2時だった
・もう一度寝た
・起きる
・今日は逆に早く何かしても意味がない
・のんびりして、8時半過ぎに昼食に向かう
・この時間だとコミケ組はもういないだろう
・と思ったら結構混んでた
・昨日とほぼ同じメニュー


・今日はのんびりしてていいのでちょっと書いていく


・その後、また部屋に戻ってなろう書く
・なろうを書き上げた
・11時過ぎにシャワーを浴びてからそろそろチェックアウトする
・いつも通り、「ヤマト運輸」のロゴマークの付いたケースに入った旅行鞄をゆうパックで送る
・12時ちょっと前くらいにクリエに入る
・一時間ほど、この日記を書く
・それから13時ちょっと前に移動開始して、13時23分の新幹線に乗る
・それで帰ってきた
・D席なので富士山が綺麗に見えた

 そんな感じでした
 今回もコミケ会場では誰にも会いませんでしたが、オフ会は楽しかったですし、今後の創作も考えるきっかけになりました
 正直そろそろコミケ上京もきつくなってきましたが、可能な限り行きたいかと思います。
 あと、私の本を買っていただける方は私に異世界とかファンタジーよりも学園ラブコメを求めていると感じました。
 今後はどっち方面に本を書くかはまだ決めてません。


最終更新 2016/12/31 15:50:51



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